スペイン語のGoogle、「ユダヤ」で検索すると30%以上が反ユダヤ主義のサイト

ナチス時代にユダヤ人移送に関わったアイヒマンはアルゼンチンに逃亡していた(写真:ロイター/アフロ)

アルゼンチンの調査機関が発表

 スペイン語のGoogleで「ユダヤ(Jew、Judio)」で検索すると、表示される結果の30%以上が反ユダヤ主義のコンテンツのページであることがアルゼンチンの調査機関Observatorio Webの調査結果で明らかになった。

 また同調査機関によると、YouTubeでの反ユダヤ主義に関する動画のうち、2016年1月には「賛同(Like)」と「反対(Dislike)」の比率が3:1だったのに対して、2016年末には4:1になっており、多くの人が反ユダヤ主義の動画に賛同していることがわかった。

 さらに484本のスペイン語での「ホロコースト否定」動画が2016年の1年間だけで170万回再生されたとのこと。これは「ナチス時代に600万人以上のユダヤ人らが虐殺されたホロコーストは存在しなかった」と主張する内容の動画。

 同調査機関のAriel Siedler氏によると「明らかにホロコースト否定のコンテンツやサイトへのアクセスが急速に増加している。アルゼンチンでは1988年に差別主義に関する本の出版を禁じている。この法令をSNSやネットにも適用すべきだ」とコメントしている。

 以前から「ホロコースト」と検索すると「ホロコースト否定」のサイトが上位に表示されることが問題になっていた。そのためGoogleは2016年12月に、ホロコースト否定などを含む「信頼できない」フェイクニュースが検索結果の上位に表示されることを除外するためアルゴリズムを見直す方針を示した。そして2017年4月からは不適切なコンテンツが上位に表示されないように改良したと発表していた。