韓国ソウル「歩きスマホ」注意の呼びかけ:300カ所に注意の標識

(Ed Jones)

韓国では6年前まではスマホの普及率は4%以下だったが、現在では88%以上の人がスマホを利用している。世界でもかなり高いスマホの普及率である。サムスンやLGなど地場のスマホだけでなくiPhoneの利用者も増えている。もはや韓国人にとってはスマホ無しの生活は考えられない。カカオトークのようなメッセージアプリ、スマホで撮影した写真をInstagramにアップしたり、ゲームや音楽、動画をスマホで楽しんでいる。街には充電できるところも多い。

上の標識は目に入らないから、道路にも設置
上の標識は目に入らないから、道路にも設置

ソウル市内に300本の注意標識

このようにスマホが普及している韓国でも、日本と同じように「歩きスマホ」が社会問題になっている。韓国交通安全公団によると2014年には1年間で「歩きスマホ」による交通事故が1,100件以上を超え、2009年の437件よりも2倍以上増加している。

そこでソウル市では2016年6月から「歩きスマホ」の注意喚起をした標識をソウル市内5カ所に300本設置した。とりあえず年内6か月間のトライアルとのことだ。標識には「歩行中のスマホに注意」と書かれているが、どれだけたくさんの標識を街中に設置していても「歩きスマホ」をしていたら、神経はスマホに集中しているから標識は目に入らないだろう。だからどの程度の効果があるのかは不明だが、それでも何もしないよりは良いのだろう。

日本や韓国だけでなく世界中どこでも「歩きスマホ」による事故が増加している。ドイツでは「歩きスマホ」をしている歩行者と路面電車との接触による事故の危険を回避するために「歩きスマホ」歩行者向けに道路に埋込み信号灯を設置しており、このような施策はオーストラリアのシドニーでも検討されている。