「歩きスマホ」は要注意:「スマホに集中しているから近づいてもばれない」東京で痴漢、男性逮捕
東京で2015年12月、「歩きスマホ」をしていた女子高生を狙ってわいせつ行為を行った男性が逮捕された。逮捕された男性は「歩きスマホ」をしている女性を標的としており、その理由として「女の子がスマホを見ていたので、近づいてもばれないと思った。」と供述している。以下にニュースを引用しておく。
■瞬時に反応できないから、大きな事故に巻き込まれかねない「歩きスマホ」
「歩きスマホ」は逮捕された女性が供述していたように、スマートフォンの画面に集中しているので、周囲の動向に気が付きにくくなる。男性が近づいてくることが察知できないこともあるし、他人や車、自転車などへの対応も遅くなり、非常に危険である。気持ちがスマートフォンの中のゲームやニュース、SNSでのコメントやメッセージなどに集中しているので、いきなり人や自転車、自動車が現れても瞬時に反応できない。痴漢の被害だけでなく、自動車や自転車との衝突など大きな事故に巻き込まれかねない。
■「歩きスマホ」なんて誰も得しない
さらに混在した駅などでの「歩きスマホ」では前から来る人とぶつかりそうになったり、後ろから歩いてくる人にぶつかられたりする。これもスマートフォンに集中していて、周囲が見えてないから、近くに来るまで人を察知できないから、その場で「あ、よけなきゃ」と思い、慌ててしまう。そして前後から来た人に不快な思いをさせることになる。
さらに性質が悪いのは、「歩きスマホ」をしている人はスマートフォンの画面に集中して、ゲームやらSNSを楽しんでいるから、自己中心的になっているので、自分が「歩きスマホ」をして他人に迷惑をかけているのに、ぶつかりそうになると、「私はスマホしているの!あなたが避けなさい」とばかりに、ぶつかってくる他人が悪いと思い込んでイライラしている。そんなことで怒ってストレスをためても、誰も得をしないのだが。
■「歩きスマホ」で加害者になる恐れも
「歩きスマホ」をしてスマートフォンの画面にばかり集中していて、痴漢や自動車や他人に気がつかないで事故や事件に巻き込まれてもいいことなんて何もない。痴漢で逮捕された犯人が「歩きスマホしているから、近づいてもばれないと思った」と供述しているように、「歩きスマホ」は周囲が見えにくくなることから、相手がぶつかってくるだけでなく、自分が相手にぶつかってしまうことも多い。そして「歩きスマホ」で他人にぶつかって他人を怪我させてしまい、加害者になってしまうこともある。そうなったら最悪である。「歩きスマホ」は危険がいっぱいだから、もうやめよう。