Instagram、月間利用者4億人突破:2017年までにFacebook売上の14%を目指す

Facebook傘下で写真共有のソーシャルメディアInstagramが2015年9月に全世界での月間アクティブユーザー数が4億人を超えたことを明らかにした。Instagramは2012年に約7億ドルでFacebookに買収された。2014年12月に月間アクティブユーザー数が3億人を突破したので、9カ月で1億人の利用者が増加したことになる。そして毎日世界で8,000万枚の写真がアップされている。

サッカー選手のベッカムなど世界の有名人の多くもInstagramで写真を乗せて情報発信している。日本でも女性タレントやアイドル、モデルなどが多く利用して、おしゃれな写真や自撮り写真などをアップしている。日本のフォロワー数の上位10名も女性タレントやモデルなど女性が占めている。

■Instagram利用者4億人のうち1億人がアメリカ、急増する新興国での利用者

Facebookの月間アクティブユーザー数は14億人、世界最大のメッセンジャーアプリWhatsAppが9億人、Messengerが7億人、そしてInstaagramが4億人を突破した。Twitterのアクティブユーザー数が2015年第二四半期で3億1,600万人だったことから、InstagramがTwitterの利用者数を抜いた。世界のソーシャルメディアとメッセンジャーアプリのほとんどをFacebook傘下のサービスが占めている。

世界で4億人のInstagram利用者のうち75%にあたる3億人がアメリカ国外とのこと。それでもアメリカには1億人の利用者がいることから、アメリカ人の約3人に1人がInstagramを利用していることになる。特にブラジルやインドネシアなどスマートフォンが急速に拡大している新興国での利用者が急増している。日本でのInstagramの利用者は810万人で昨年よりも倍増している。

■2017年までにはFacebookの売上の14%までを目指すInstagram

Facebookの収益は90%以上が広告収入である。Instagramはアメリカで2013年から広告が表示され、日本では2015年5月から広告が表示されている。Instagramの広告収入は2015年には約6億ドルと予測されており、2016年には146%増の14億8,000万ドルと予想されている。2017年までにはFacebook売上の14%までに到達すると予測されいる。Facebookの2014年通年の売上高は124億7,000万ドルなので、現在のFacebookにおけるInstagramの売上が占める割合は5%程度でまだ小さい。

写真を簡単にアップできて、「おしゃれでクール」なイメージを持たれているInstagramは世界中でスマートフォンの普及と並行して、若者を中心に利用者が急増している。それでも他に類似の新たなサービスが登場したら、そちらの方に利用者は簡単に移ってしまう可能性も高い。広告収入に依拠しているInstagramにとっては「世界中で利用者が増加すること」と同時に「いつまでもInstagramを利用してもらうためのユーザーのつなぎとめ」が重要になってくる。