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住みたい街の王者・横浜 「21」の次なるマンション購入狙い目は「22」の地区

櫻井幸雄住宅評論家
夜景も美しい、横浜のみなとみらい21地区。「住みたい街」として3年連続1位だが。(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

 リクルート住まいカンパニーの「住みたい街ランキング2020関東版」が発表され、横浜が3年連続第1位に。2位は恵比寿、3位は吉祥寺となり、トップ3は3年連続同じ顔ぶれとなった。

 トップ3のうち、恵比寿と吉祥寺は街の映像がすぐに思い浮かぶ。JRの駅とその周辺である。

 その点、ズバリの映像が出てこないのが、1位の横浜。ニュースで使われる画像をみると、ランドマークタワーを中心にした「みなとみらい21地区」の風景が出てくるケースが多い。次いで、JRと東急東横線、京浜急行本線などが集まる「横浜駅西口」があり、2地点の中間に位置する横浜駅東口エリア及び「ヨコハマポートサイド地区」の画像が使われているものもあった。

 「横浜」が示す場所は、広範囲に及んでいるわけだ。それも無理はなく、住みたい街としての横浜は「横浜駅を中心にして、だいたい半径2キロメートル」の場所だとされている。それならば、横浜駅の西口と東口、そしてヨコハマポートサイド地区、みなとみらい21地区がすっぽり含まれてしまう。

 ちなみに、半径2キロメートルを第2位の恵比寿に当てはめると、恵比寿駅を中心に渋谷駅周辺や代官山、白金のエリアも含まれてしまうのだが……都心部と横浜では、街のとらえ方が異なるのだろう。

 いずれにせよ非常に広い場所であるため、「横浜」のなかには、これから狙いたい場所と、今から狙うのは無理、という場所が生じてしまう。横浜駅を中心にした場所で、マンション購入の狙い目はどこになるのか。実状とこれからの開発計画を基に検証した。

みなとみらい21地区のマンション建設は終了

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住宅評論家

年間200物件以上の物件取材を行い、全国の住宅事情に精通。正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞に連載コラムを持ち、テレビ出演も多い。著書多数。

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