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指原莉乃がプロデュースする≠MEの青春路線がエモい!「歌っていて涙が出そうになります」

斉藤貴志芸能ライター/編集者
左から鈴木瞳美、谷崎早耶、冨田菜々風、永田詩央里(撮影/松下茜)

指原莉乃のプロデュースで今年4月にメジャーデビューしたアイドルグループ、≠ME(ノットイコールミー)。いきなりのオリコン週間1位から、この秋には初の全国ツアーも成功させて勢いに乗っている。持ち味は青春らしさに溢れた楽曲とパフォーマンス。2ndシングル『まほろばアスタリスク』は爽快な曲調ながら初の失恋ソングで、胸を震わす。メンバーからセンターの冨田菜々風ら4人に、このエモい青春路線が似つかわしい理由を探った。

切なくてはかない言葉が歌詞に詰まっていて

――1stツアーは各地で盛り上がったようですが、移動中やホテルで面白いことはありました?

冨田菜々風 福岡に行くときの飛行機の席順が、2年前の全国握手会のときと同じだったんですね。私は永田詩央里ちゃん、本田珠由記ちゃんと3人席で、2年前は2人は飛行機が初めてだったから、遊び心が出て「パスポートがいるんだよ」「離陸するときは頭を抱えて伏せるんだよ」と言ったんですね(笑)。今回はパスポートのことはバレてましたけど、離陸するときは2人して、頭を抱えようとしていました(笑)。

永田詩央里 みんなにクスクス笑われました(笑)。

鈴木瞳美 河口夏音ちゃんが飛行機が苦手で、滑走路をガタガタ走り出すときに、無になっていました(笑)。私は福岡空港のラーメン滑走路で、明太子が乗った博多ラーメンをめっちゃ食べたかったんですけど、時間的にやってなくて、泣く泣くお土産用のを買って帰りました。翌日にお母さんから「ラーメン作ったよ」と写真が送られてきて、「すごくおいしかった」と感動してくれて。「次に福岡に行くときは、お金を渡すから買ってきて」と言われました(笑)。

――2ndシングルの『まほろばアスタリスク』は爽快な曲調に失恋の歌詞で、どんな気持ちで歌っていますか?

谷崎早耶 曲はアップテンポで明るいんですけど、歌詞には切なくてはかない言葉が詰まっていて、振付も歌詞に沿っているんですね。主人公の気持ちにつられて、踊っていて涙が出そうになるところがいっぱいあります。

鈴木 <あの子を好きな君が好きだ>が切なさそのもの。菜々風が歌っている<好きだよなんて言えない>というオチサビでは、自分の胸を押さえる振付があって、本当に苦しくなってしまいます。

永田 この曲の主人公はきっと健気な子ですよね。私たちが聴いてもこんなに切なくなるから、同じ状況の方が好きな人と話した帰りの電車の中で聴いたりしたら、号泣してしまうんじゃないかと思います。

鈴木 <君の幸せは近くにある 私じゃない誰かとの明るい道>とか、好きと言えないこの子がいつか報われてほしいと、心から思ってしまいますね。

撮影/松下茜
撮影/松下茜

大切に思うからこそ悲しくなります

――自分の好きな人は他の人を好きで…‥という切なさは、皆さんも覚えはありますか?

鈴木 私はファンの方に「重い」と言われるくらい、私だけを見てほしいんです。私を応援してくれていた方が他の子が気になっているのを知ると、すごく悲しくなってしまうんです。

――自分のファンの方が、握手会で菜々風さんのレーンにいたりすると……。

鈴木 「菜々風のところに行っていたでしょう!」と言っちゃいます(笑)。だから重く思われてしまうんですけど、それだけファンの方を大切に思っているので。この曲を歌うと、他の子を好きになったファンの方に「私の想いを受け取って!」という気持ちにもなります(笑)。

谷崎 私は『ラブライブ!』が好きすぎて、辛くなってしまうことがあって。この曲でも好きという気持ちがいっぱいだけど見つめているだけで、重なる部分はすごくあります。

永田 共感できるかと言われたら、私はこういう経験はありませんけど、ノイミーは学校での恋を描いた等身大の歌詞が多いので。学生の方に聴いていただいたら、共感の嵐だと思います。

冨田 ひとつの物語を最初から終わりまで見た感情になります。『まほろばアスタリスク』というタイトルから「何だろう?」と気になって、聴いてみたら、どんどん引き込まれて。指原さんの作詞センスが本当にすごすぎます。

いろいろな歌い方をして最後は等身大で

――レコーディングで意識したことや、ディレクションされたことはありました?

永田 私の歌割りが2Aの<好きって言ってた>のところで、いろいろなパターンで録ったんです。かわいらしくとか、まっすぐな感じとか。でも、最終的にはキャラを作らず、等身大がいいと指示をいただいたので、何も意識しないで歌った声が入っています。

――17歳の詩央里さんは、そのままで主人公っぽかったからでは? そのパートは、相手の好きなマンガを読んだことすら言えない……というくだりでした。

永田 確かに、私はメンバーがおすすめしてくれた本も、たぶん密かに読むだけで、「読んだよ」と言わないかもしれません(笑)。遊びに誘うこともできないタイプなので。

――瞳美さんはお姉さんグループの=LOVEのメンバーも誘っているようですね。

鈴木 この前もみりにゃ(大谷映美里)さんに「ラーメン食べに行きましょう」と言いました。私も20歳になったので「お時間があったら、お酒も」と言ったら、「飲めるの?」と言われて(笑)。確かに、遊びには誘うほうですね。ちーちゃん(永田)も遊びに行く?

永田 行きたい!

谷崎 かわいい(笑)。

鈴木 ちーちゃんはおとなしくて、写真も自分から「撮ろう」と言わないんです。私も写真はあまり撮らないから、この2ショットが一番少なくて。

冨田 確かに見たことない。

――不仲なわけではなくて(笑)。

鈴木 全然違います。でも、写真はいつも撮らないで終わってしまって。

永田 ひーちゃん(鈴木)といっぱい撮りたいとは思っています。

鈴木 最近はちーちゃんが携帯を差し出してくれて、かわいいです(笑)。

撮影/松下茜
撮影/松下茜

好きと言う前に顔に出てバレそう(笑)

――そんな瞳美さんは、恋ができる状況だったら積極的に行きそうですね。

鈴木 エーッ? どうだろう?

冨田 積極的そう。行動力があるから。

鈴木 マンガは「きのう読んだよ」と言うかも(笑)。でも、私は相手に好きという前に、態度でバレちゃうと思います。顔に出やすいので。

冨田 私は絶対気づかれないかも。

鈴木 まさか(笑)。菜々風は絶対わかりやすいよ。

冨田 私は近寄らないから。

鈴木 逆に近寄らなすぎて、周りの人が「冨田はあいつのことが好きなんじゃない?」と言われそう(笑)。

冨田 それはないよ~。

鈴木 こういうのを想像すると、めっちゃ面白いね(笑)。

――早耶さんから『ラブライブ!』の話が出ましたが、YouTubeのこの曲のMVには「『ラブライブ!』っぽい」というコメントがありました。

谷崎 ≠MEの曲は『ラブライブ!』っぽいと言っていただくことが多くて、個人的には嬉しいです。μ’sさんは私たちが目標にしている東京ドームのステージに立たれた方々なので、尊敬もしています。

レッスン後に床に寝て天井を見上げて「青春だな」と

――≠MEの青春路線は、自分たちに馴染む感じはしますか?

谷崎 私はノイミーの最年長で22歳を迎えましたけど、このグループでアイドル活動をさせていただいている今が、一番青春を感じます。制服もノイミーでなかったら着られないし、楽屋でくだらないことを言っているのも楽しくて。地元の友だちと遊ぶと「早耶は若いね」とよく言われるんです。それはノイミーのみんなといるときに、無邪気にケラケラ笑っているからなのかなと。失恋ソングの『まほろばアスタリスク』は新たな青春の表現で、これからもみんなで青春を作り上げていけたらと思います。

冨田 ライブのリハーサル期間は、移動中から本番が始まるギリギリまで、ノートに立ち位置をブワーッと書いたりしていて。学生時代は一夜づけでテスト勉強をしてましたけど、卒業したらノートを使うこともなくなると思っていたんです。それが最近でもテスト勉強をしている感じで(笑)、青春っぽいですね。レッスンでは何曲も踊って、終わった瞬間、みんなで床に寝そべって、天井を見ていたり。

谷崎 部活感!

冨田 そういうときに「私たち、今、青春を走っているな」と思います。

撮影/松下茜
撮影/松下茜

存在がエモいセンターの歌声に泣けてきます

――菜々風さんは指原さんに「歩く青春」と言われたこともありました。

鈴木 本当にそう思います。菜々風は主人公という感じがして、真ん中がすごく似合うんです。歌でもダンスでも、ノイミーの青春ソングのセンターは菜々風にしかできません。ラジオやMCではアワワワとなってますけど(笑)。

冨田 ハハハハ(笑)。

鈴木 パフォーマンスになると切り替えがすごくて、ギャップにやられる人も多いと思います。存在がエモい(笑)。菜々風が歌うオチサビは、聴いていると感情移入して、泣けてきちゃいます。

冨田 こんなに誉めてもらえるとは(笑)。

――早耶さんや瞳美さんは、学生時代の青春もあったんですか?

鈴木 文化祭でチョコバナナ屋さんを出したりはしましたけど、毎日行く形の学校ではなかったので、バリバリ青春していたかはわかりません。でも、高2でノイミーに入って、学校が終わってからレッスンまでの間に、プリクラを撮りに行ったりはしてました。最近のことかと思ったら、もう2~3年経っていて、時の流れは速いですね(笑)。

谷崎 私はひとつだけあったのは、体育大会のクラスTシャツをデザインしたんです。ノイミーの初期の頃、一度だけレッスンで着たこともあります(笑)。仲の良い友だちに「一緒にやろう」と言われたんですけど、今のマイキャラクターのさやうさみたいな顔のゆるキャラが“1年2組”という旗を持ったTシャツを作りました。男子は絶対、着るのが恥ずかしかったと思います(笑)。

冨田菜々風(とみた・ななか) 2000年7月17日生まれ、鹿児島県出身。ラジオ『≠ME鈴木と冨田のりんりん7!』(ラジオ日本)に出演中。11月26日公開の映画『スパゲティコード・ラブ』に出演
冨田菜々風(とみた・ななか) 2000年7月17日生まれ、鹿児島県出身。ラジオ『≠ME鈴木と冨田のりんりん7!』(ラジオ日本)に出演中。11月26日公開の映画『スパゲティコード・ラブ』に出演

小さい流星が一度だけ光ったのが忘れられません

――『まほろばアスタリスク』でモチーフになっている星に関しては、何か思い出はありますか?

冨田 鹿児島の私が住んでいたところは、夜は暗くて星がきれいでした。流星群が出る日はずっと見ていて、ひとつだけ見えたりしました(笑)。ロケット基地も近くて、夜に見ていたこともあります。

鈴木 私は星は大好きです。東京は夜も明るくて星は見えにくいですけど、一度ネットニュースで「今夜の流星群は東京で見られる」と出ていて。絶対見たくて、真冬に毛布にくるまってベランダに出て、15分くらい待機していたんです。そしたら、小さい星が一度だけピョーンと光ったのが見えて、それがずっと忘れられません。いつか流星群がいっぱい流れているところで見てみたいです。

――MVではプラネタリウムが舞台になっていました。

谷崎 私はプラネタリウムが大好きで、年2回は行きます。夜景検定を取ったのも夜にキラキラしているものが好きだからで、星空もそのひとつなんです。

永田 私は東京に来て、一度だけプラネタリウムに行ったことがあります。中学生のときで、前日の日曜日が運動会で、その代休の日だったんですね。みんなは打ち上げをやるということで、私も誘われたんですけど、どうしてもプラネタリウムが見たくなって。ジブリの映画の音楽を作曲されている久石譲さんが、BGMを作られていたんです。それで打ち上げを蹴って1人でプラネタリウムに行ったら、心地良すぎて寝てしまって、全然記憶に残っていません(笑)。

冨田 私はMVの撮影で、初めてプラネタリウムに行きました。イスが倒れるのにビックリしました。

鈴木 そう。普通のイスかと思って、よっこらしょと寄っ掛かったら、背もたれがガンと倒れて。あれは確かに寝ちゃうかも(笑)。

――恒例の走るシーンもありました。転ぶようなメンバーはいませんでした?

永田 落合希来里ちゃんが走るのが苦手みたいで、先頭のなんかちゃん(冨田)がシュッシュッと走っていくのを、ずっと「待って~!」と言いながら追い掛けていました(笑)。

鈴木 その声は後ろから聞こえてた(笑)。ノイミーのMV撮影では初めて小雨が降ったんですけど、完成して観たら、その雨がいい味を出していました。失恋ソングに合っていて。

鈴木瞳美(すずき・ひとみ) 2001年4月13日生まれ、東京都出身。ラジオ『≠ME鈴木と冨田のりんりん7!』(ラジオ日本)に出演中 
鈴木瞳美(すずき・ひとみ) 2001年4月13日生まれ、東京都出身。ラジオ『≠ME鈴木と冨田のりんりん7!』(ラジオ日本)に出演中 

大人になったら金髪ショートにしたいです(笑)

――カップリングには詩央里さんのセンター曲『ワタシアクセント』が収録されました。=LOVEと合同の『イコノイフェス2021』で初披露したときは、気持ち良く歌えました?

永田 いやー、メンバー11人の前に立つのが慣れてなくて、目の前にはお客さんしかいなくて、すごくソワソワしました。

鈴木 初披露させていただいたときは、まずVTRで映像が流れて、“センターは?”という感じで曲が始まって、ちーちゃんがパーンと登場したんですね。そのとき、会場が一気にワーッとなって、ファンの方がちーちゃんのセンターを見たかったのが伝わりました。曲がちょっと大人っぽい感じで、そのセンターを小柄なちーちゃんが務めるのがまた素敵。

冨田 1年、2年と経って、ちーちゃんの見せ方がどう変わっていくか、すごく楽しみです。いい味がどんどん追加されていくと思います。

永田 私は大人になったら、金髪ショートにしたいです(笑)。

冨田 うわーっ(笑)!

永田 指原さんのOKはなかなか出ないと思いますけど(笑)、『ワタシアクセント』に金髪でアクセントをつけたいです。

谷崎 見てみたーい!

永田 ボブにしたことは一度あって、毛量が多くて、こけしみたいになりました(笑)。

永田詩央里(ながた・しおり) 2004年4月2日生まれ、広島県出身。ラジオ『≠ME鈴木と冨田のりんりん7!』(ラジオ日本)に出演中
永田詩央里(ながた・しおり) 2004年4月2日生まれ、広島県出身。ラジオ『≠ME鈴木と冨田のりんりん7!』(ラジオ日本)に出演中

ラジオのトークのために些細なこともメモします

――今回の4人は全員ラジオをやっていますね。早耶さんは『オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~』にヤンヤンガールズ13期生として出演中。MCの有野晋哉さん、田村亮さんら有名どころとの共演は刺激になるのでは?

谷崎 半年ぐらい経っても、いまだに毎週緊張します。MCの方たちもヤンヤンガールズの皆さんも、テレビで見かける方たちなので。出演者も多い中で、自分やノイミーの存在をどう知ってもらうかも考えています。毎週エピソードをふたつ提出しているんですけど、毎日リハしかしてない時期は話すことがなかなかなくて。だから、些細なこともメモするようになりました。

――マッチョを育成するアプリにハマっているとか、意外な話が出たりもしました。

谷崎 SHOWROOOMで話したことをラジオでまた話して、ファンの方に「聞いたことあるな」と思われても、せっかく深夜に聴いてもらっているのに申し訳なくて。ラジオを始めてから、自分をより客観視して、どういうふうに話したら楽しんでもらえるかも、すごく考えています。

鈴木 頼もしくなってきたね(笑)。

谷崎 そこは半年間で成長できたと思います。

谷崎早耶(たにざき・さや) 1999年10月7日生まれ、熊本県出身。ラジオ『オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~』(MBS)に出演中
谷崎早耶(たにざき・さや) 1999年10月7日生まれ、熊本県出身。ラジオ『オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~』(MBS)に出演中

2人で自由に話しているのが楽しそう

――瞳美さんと菜々風さんの『りんりん7!』には、詩央里さんの『公認ラジオ』のコーナーもあって。詩央里さんはラジオ好きとして、2人のトークはどう思いますか?

永田 大好きです!

鈴木 恥ずかしいな(笑)。

永田 私はパーソナリティの2人が楽しそうに話しているラジオが好きで、この2人はまさにそうなんです。ずっと笑っているときがあると「来たぞ来たぞ」と思うし、2人の自由な感じがいいなと思います。自分がラジオで話すときに考えすぎちゃうので、聴いていて「こういうふうに話したいな」と思います。

冨田 私たちは思ったことをそのまま言っちゃうから。

鈴木 絶対に編集が大変だと思います(笑)。オープニングトークだけで、尺を使っちゃたりするので。

――コーナーができなかったこともありました(笑)。

鈴木 そう。話が盛り上がっちゃって。ちーちゃんはゲストとして出演してもらったとき、しゃべり声の聴き心地が良くて、イヤホンで聴いていて眠くなってしまいました(笑)。いつも話すことをノートいっぱいに書いてくるんですよ。私たちは「今日はこんな感じで」と言っているだけなのに(笑)。

冨田 私なんか、書いても間違えますから(笑)。

鈴木 菜々風は「今日はヤバい!」と毎回言ってますけど(笑)、いい感じでバランスが取れていると思います。

冨田 3人とも話し方が違うので。

鈴木 ちーちゃんはしっかりしていて、私たちはユルユル(笑)。

撮影/松下茜
撮影/松下茜

部屋が散らかるとモヤモヤするので大掃除をします

――では最後に、『まほろばアスタリスク』には<11月の夜空>というフレーズもありますが、皆さんにとって11月はどんな時期ですか?

鈴木 今年もあと2ヵ月で終わってしまうと、焦りしかありません(笑)。ついこの前、年が明けて、メジャーデビューさせていただいて、20歳になったと思ったら、もう1年が過ぎていて。時の流れが一瞬すぎます。

――特に今年の≠MEは、デビューミニアルバムのあとにシングル2枚、初の単独コンサートやツアーもあったり、怒涛でしたからね。

鈴木 気持ち的には私たちはまだまだで、追い付いていけなくて。力を付けないといけない、というのもあります。プライベートでは、年が変わるまでに一度、部屋の大掃除をしたいです。自分の部屋にいる時間は長いし、帰ったらすぐ心を休める場所でもあるので、そこが散らかっているとモヤモヤして、すべてのことに集中できないんですよ。気持ちをスッキリさせるためにも、部屋を掃除して新たな1年を迎えたいです。

谷崎 10月に誕生日を迎えて、改めて身が引き締まったところで、11月にはすぐ新しいことを始めたくなりました。ライブが続いた中で自分の反省点もたくさん見つかったので、そこを克服しようと思っている月です。

――新しく始めたいこととは?

谷崎 去年の今ごろはメジャーデビューに向けて、時間があったのでジムに通っていたんです。今はありがたいことに忙しい期間が続いて、通えてないですけど、前よりは早起きができるようになりました(笑)。だから、朝にランニングができたらいいなと思っています。前から言ってるバック転教室にも、今年中に通えたら。

撮影/松下茜
撮影/松下茜

一刻も早く東京ドームで感謝を伝えたい

永田 私は11月というと、ノスタルジーを感じる季節です。ちょっと昔が懐かしくなってしまいます。

――17歳で、もう昔を懐かしんでいるんですか(笑)?

永田 秋の風が吹き始めて、陽が落ちるのが早くなると、自然と数年前のことや広島にいた頃を思い出すんです。この時期、学校の帰り道はこんな景色だったな、とか。

冨田 ちょっとわかる。

永田 そういうことを思い返して、浸る時期です(笑)。

冨田 私はいろいろ考えることを11月から始めます。来年のノイミーはどんな年になるのか。今年いろいろなことをやって、さらに勢いを付けないといけないので。

――目標の東京ドームにも近づいてきましたか?

冨田 もうすぐです!

鈴木 それくらい自信を持たないとね。

冨田 いつも私たちのために動いてくださるスタッフさんやファンの方への感謝を形にするためにも、一刻も早く東京ドームまで行きたいんです。自分たちも自信を付けて、もっとたくさんの方の心を動かせるようになって、『Mステ』も紅白も出られるように頑張りたいと思います!

(C)YOANI/KING RECORDS
(C)YOANI/KING RECORDS

≠ME(ノットイコールミー)

指原莉乃がプロデュースする=LOVEの姉妹グループとして2019年2月に結成。同年8月に初のオリジナル曲『≠ME』を配信リリース。2021年4月にメジャーデビューミニアルバム『超特急 ≠ME行き』を発売。7月に1stシングル『君はこの夏、恋をする』を発売。

公式HP

『まほろばアスタリスク』

11月10日発売

Type A(CD+DVD) 1,800円(税込)

Type B(CD+DVD) 1,650円(税込)

ノイミー盤(CD) 1,100円(税込)

Type A (C)YOANI/KING RECORDS
Type A (C)YOANI/KING RECORDS

芸能ライター/編集者

埼玉県朝霞市出身。オリコンで雑誌『weekly oricon』、『月刊De-view』編集部などを経てフリーライター&編集者に。女優、アイドル、声優のインタビューや評論をエンタメサイトや雑誌で執筆中。監修本に『アイドル冬の時代 今こそ振り返るその光と影』『女性声優アーティストディスクガイド』(シンコーミュージック刊)など。取材・執筆の『井上喜久子17才です「おいおい!」』、『勝平大百科 50キャラで見る僕の声優史』、『90歳現役声優 元気をつくる「声」の話』(イマジカインフォス刊)が発売中。

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