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BMW「R1200RT」がフルモデルチェンジで登場! 電子制御満載でラグジュアリー度をアップ!

佐川健太郎モーターサイクルジャーナリスト
BMW「R1200RT」

BMWからニュー「R1200RT」が発売、3月7日(金)よりデリバリー開始となる。R1200RTはBMWのアイデンティティの象徴として、長年熟成を重ねてきた水平対向2気筒エンジンを搭載するツーリングファミリーの代表的モデルだ。

近年は直列6気筒の「K1600」シリーズ登場によりフラッグシップとしての地位は退いたものの、伝統のフラットツインの持ち味を愛するファンも今だ多い。Reise Tourer(旅をするツアラー)」を意味する略号「RT」を冠した初代モデル「R100RT」の誕生が1978年。

以来、35年以上の歴史の中で、エンジン形式はOHVからSOHC、そしてDOHCへとアップグレードしつつ排気量拡大を繰り返しながら進化してきた。そして今回、空水冷化された新型エンジンが与えられ、スタイリングを一新した完全新設計モデルとしての登場となる。

エンジンはニュー「R1200GS」と同じ空水冷式の新型ボクサー・エンジン(排気量1,169cc)を搭載し、最高出力92kW(125ps)/7,750rpm、最大トルク125Nm/6,500rpm、ともちろんRT史上最強。後輪のスリップを防ぎ、コーナー立ち上がりなど加速時の安定性を保つトラクション・コントロール・システム「ASC」が標準装備される。

また、「Rain」、「Road」、「Dynamic」の3つの走行モードが選択可能の他、坂道での発進をサポートする「ヒル・スタート・コントロール」を採用。クラッチやスロットル操作なしでシフト・アップ/ダウンが可能な「シフト・アシスタントPro」を量産型モーターサイクルとして世界で初めて採用、もちろんパーシャリータイプの「インテグラルABS」ブレーキを標準装備するなど、安全で快適な旅をサポートする電子制御化がさらに進められた。

シャーシも進化した。より敏捷かつ快適なライディングを提供するため、フレームはエンジンを強度メンバーの一部として利用する2セクション構造を採用。そして極め付けは、セミ・アクティブ・サスペンションの投入だろう。「ダイナミックESA(電子調整式サスペンション)」は刻々と変化する路面状況に合わせて、ダンパー設定をコンマ秒単位で自動調整するシステムで昨年の新型R1200GSに続き、ついにRTでも標準装備された。

ヘッドライトは「K1600」シリーズ譲りのダイナミックなデザインとなり、防風・防水性を高めた電動調節式ウインドシールドを標準装備するなどエクステリアもグレードアップ。フットレスト、シート、ハンドル・バーの3点のポジションも最適化され、先代モデルに比べて20mm低く設定されるなど足着き性も向上した。視認性に優れた大型の5.7インチTFTカラー・ディスプレイをオプション設定するなど、豊富なアクセサリーの数々も魅力となっている。

GSと双璧をなすBMWフラットツインの看板モデルの全面刷新ということで、どんな走りの世界を見せてくれるのか大いに楽しみである。

出典:Webikeバイクニュース

モーターサイクルジャーナリスト

63年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、RECRUITグループ、販促コンサルタント会社を経て独立。趣味が高じてモータージャーナルの世界へ。編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。㈱モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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