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「全児童のマスク作って」学校がPTAに無茶振りも… そもそも手作りマスクはどう作る?

大塚玲子ライター
作り方の印刷用データをダウンロードできます(イラスト by sayakoさん)

 4月からの学校再開に向け、文部科学省は25日、手作りマスクの普及を呼びかける事務連絡を出しました。

 これを受け、さっそく全児童のマスクの手作りをPTAに求めた小学校があったと聞きましたが、これぞ無茶ぶりでしょう。家で用意することが難しい子どものぶんを誰かがフォローするといった対応はあってしかるべきですが、なぜ全家庭のぶんを、なぜPTAに頼むのか。学校にとってPTAとは何なのか、考えさせられます。

 そもそも文科省が紹介する手作りマスクは、材料さえあれば子どもでも作れるものです。事務連絡の最後にリンクがありますが、ここでは大判ハンカチを折りたたんでゴムを通すだけの、ごく簡単な作り方を解説していました。

  • (※ 4分の辺りからマスクの作り方)

 一般に手作りマスクというと、ダブルガーゼ(布地)や手芸用ゴム(両端を結べるもの)など現在は入手しづらくなっている材料が必要で、しかも布を裁断したり縫ったりと手間がかかります。でも、この折ってゴムを通すだけのものであれば、「大判ハンカチ」と「ゴム」という比較的入手しやすい材料だけで、且つ1分程度で作れます。

 ただし、いくつか注意点はあります。まずハンカチのサイズはやや大きめのもの(1辺50センチ程度)が必要です。低学年の子なら多少小さくてもいいかもしれませんが、子ども用のハンカチやハンカチタオルでは足りません。1辺50センチ程度のものは、筆者がのぞいた100円均一ショップでは、バンダナとして売られていました。

 ゴムは、100均等で売っている髪用のゴムでもいいのですが、ゴムが強すぎるものは外れやすいことがあるので、やや弱めのゴムがよさそうです。古くなったタイツやストッキング、靴下を1~2センチ幅で輪切りにしても、ちょうどよく使えます(一度びよーんと伸ばすとくるくると丸まって使いやすい幅になります)。

 折っただけなので、いったんマスクを顔からはずすと分解しやすいため、布の両端を重ねた部分をクリップやセロテープで留めておくか、1針だけでも縫い留めておくと、より着脱しやすくなるでしょう。

 そもそも、布のマスクでどの程度感染を防ぐ効果があるのか? という疑問はありますが、飛沫をとばさないだけでも、ないよりはよさそうです。

 そのままプリント&配布できる「折りたたんでゴムを通すだけのマスクの作り方」を、イラストレーター・sayakoさんのご協力で作成しました。PDFデータは、以下からダウンロードできます。学校や学童保育、保育園、幼稚園、その他どこでも、ご自由にご使用ください。

(以下の画像は、同PDFをjpgにしたものです)

イラスト by sayakoさん
イラスト by sayakoさん
ライター

主なテーマは「保護者と学校の関係(PTA等)」と「いろんな形の家族」。著書は『さよなら、理不尽PTA!』『ルポ 定形外家族』『PTAをけっこうラクにたのしくする本』『オトナ婚です、わたしたち』ほか。共著は『子どもの人権をまもるために』など。ひとり親。定形外かぞく(家族のダイバーシティ)代表。ohj@ニフティドットコム

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