ユニクロ大行列で「密」 感謝祭まっただ中のエアリズムマスク発売

ユニクロの公式サイトより

 ユニクロの「エアリズムマスク」が6月19日に発売されました。

 さらっとした肌触りの高機能素材「エアリズム」で作られたマスクとして、発表直後から話題を集めたこの商品。発売日、店舗には朝からマスクを求める大行列ができ、「マスクを買うために密になっていて、本末転倒だ」という指摘も相次ぎました。

 この日は、ユニクロは年2回の大セール「感謝祭」のまっただ中。感謝祭は、季節の新作アイテムが2割以上割引になったり、ノベルティのプレゼントがあったりするため、感謝祭中の週末などは、ユニクロ店舗は普段でも混雑します。筆者は6月18日、マスク発売前日に近所の店舗を訪れましたが、いつもより混雑していました。

 緊急事態宣言が明けて初めての感謝祭。期間中、店舗は混雑することは想定されていたはずですが、エアリズムマスクは、そのど真ん中である6月19日に発売されました。その結果、店頭にマスクを求める大行列ができ、ユニクロの通販サイトのサーバがパンクしたのは、さまざままなメディアが報じている通りです。

 ユニクロを運営するファーストリテイリングスは、コロナ禍や暖冬の影響で、2020年8月期は上期の業績が、事前の想定を大きく下回っていました。下期も厳しい見通しで、4月には業績予想を下方修正しています。

 エアリズムマスクは同社にとって、業績回復に向けた戦略商品だったのかもしれません。ただ、「密」を避けるべき状況の中で、店頭に行列という「密」を作るきっかけにはなってしまったとも言えそうです。