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クルクルパカッ!缶入り「ノザキのコンビーフ」販売終了 70年の歴史に幕、新パッケージに

岡田有花フリーランス記者
ノザキのコンビーフ公式サイトより

 コンビーフといえば、どんな商品を思い浮かべますか?

 台形の缶にひっついた細い棒(巻き取り鍵)をぐるぐる回して缶の側面を帯状に巻き取り、パカリと開ける「ノザキのコンビーフ」の姿を思い出す人も多いでしょう。ノザキのコンビーフは、国産コンビーフの第一号として1947年(昭和23年)に発売された商品です。最初は瓶詰めでしたが、2年後に枕缶型が誕生しました。

 この缶は「枕缶」と呼ばれます。ノザキのコンビーフの公式サイト(川商フーズが運営)によると、この缶には「面積が大きい側から肉を詰めることにより缶の中の空気を抜き、肉の酸化を防ぎ、保存性を高める効果がある」そうです。

ノザキのコンビーフ公式サイトより
ノザキのコンビーフ公式サイトより

 70年もの歴史がある枕缶のコンビーフですが、今年1月15日、枕缶のコンビーフの販売を終了すると、ノザキのコンビーフ公式Twtterが発表しました。

 販売終了の理由は「製缶等製造ラインが限界に来ている」ため。在庫がなくなり次第の終売になってしまうそうです。

 ノザキのコンビーフがなくなってしまうわけではありません。枕缶はなくなりますが、「アルミック缶」という新たなパッケージで再登場します。アルミ箔と樹脂フィルムを貼り合わせたパッケージで、シール蓋で簡単に開けられるそうです。また、賞味期限は枕缶より6カ月長い3年6カ月に延長されるそうです。

 ただ内容量は100グラムから80グラムに減ってしまいます。「量が多すぎるという意見が多く、使い切りやすい量に変更する」とのことです。希望希望小売価格で395円。従来よりグラム単価は上がってしまいますが、」「原材料や加工賃・物流費が大幅に上昇している中で、このような価格設定となりました」と説明しています。

 ネットでは、この枕缶の販売終了が話題になっています。「子供のころ、くるくる巻き取ってパカッと開けるのが楽しみだった」「開け方が分からなかった」「おばあちゃんによく食べさせてもらった」など、昔話に花が咲いています。

フリーランス記者

1978年生まれ。京都大学卒。IT系ニュースサイト記者、Webベンチャーを経て、IT・Web分野を軸に幅広く取材、執筆するフリーランス記者。著書に「ネットで人生、変わりましたか」(ソフトバンククリエイティブ)。

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