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「ドラクエ5」映画化にファン盛り上がる 「ビアンカ・フローラどっち?」「ヨシヒコでいいじゃん」

岡田有花フリーランス記者
「ドラゴンクエスト・ユア・ストーリー」公式サイトより

 スクウェア・エニックスの名作ゲーム「ドラゴンクエスト5」が3DCGの映画になると、2月13日夜に発表された。タイトルは「ドラゴンクエスト・ユア・ストーリー」で、8月2日公開。原作・監修はドラクエシリーズ生みの親の堀井雄二さん、音楽はすぎやまこういちさん、総監督・脚本は「永遠の0」などを手掛けた山崎貴さんが務める。

 ネットユーザーはこの知らせに沸き、14日朝になっても「ドラクエ5」「ドラクエ映画化」などがTwitterトレンドに。ドラクエ5は、ビアンカ、フローラという2人のヒロインから主人公が妻を選ぶゲームでもあり、「ビアンカ派」「フローラ派」の論争がお約束。Twitterでは早速「ビアンカ、フローラどっち?」「俺はビアンカ派」など“嫁論争”が盛り上がっている。また、DS版で登場するデボラという第三の花嫁に言及する人も少なくない。

 また、ドラクエ5の主人公の衣装を着た勇者の冒険を描くコメディドラマ「勇者ヨシヒコ」を想起する人も。「ドラクエ映画、ヨシヒコでいいじゃん」「実写だったら主人公は(ヨシヒコ役の)山田孝之だな」「ヨシヒコの劇場版を見たい」という声も多数上がっている。

 ただ、スクウェア・エニックス(当時エニックス)コンテンツのフルCG映画化といえば、巨額の予算をかけ、当時最先端のフルCGで作られたものの興行的に失敗した「ファイナルファンタジー」(2001年公開)が思い起こされ、不安視するファンもいるようだ。

 映画の公式サイトも公開された。サイトで堀井さんは、「映画とゲームでは違っている部分もあるが、それがこの『ユア・ストーリー』というタイトルにハマっていると思う」、山崎さんは「いつもオリジナルの物語がある作品のCG映画を作る時は“理想的な実写化”を目指している。今回もしっかりと映画であり、しかもまごう事なきドラゴンクエストであるというところを目指していきたい」などと述べており、原作ファンにも、ドラクエ初心者にも楽しめる作品になりそうだ。

フリーランス記者

1978年生まれ。京都大学卒。IT系ニュースサイト記者、Webベンチャーを経て、IT・Web分野を軸に幅広く取材、執筆するフリーランス記者。著書に「ネットで人生、変わりましたか」(ソフトバンククリエイティブ)。

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