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トナカイさんへ伝える話(146)Colabo関連訴訟

小川たまかライター
(提供:イメージマート)

 本日は、「エコーニュース」というニュースサイトの代表とColaboの間で行われている訴訟について取り上げます。

 「エコーニュース」は江藤貴紀という男性が運営しているニュースサイトで、江藤氏はX上では「音無ほむら(@echonewsjp)」と名乗り、アニメアイコンを使って発信しています。

 江藤氏とColaboの間には2つ訴訟があり、Colaboと仁藤氏が江藤氏を名誉感情の侵害で訴えている訴訟と、江藤氏がColaboとその理事、さらに代理人弁護士ら合計11人を訴えている名誉毀損訴訟があります。

(1)どういった内容の訴訟なのか

 江藤氏がColaboを訴えている訴訟について説明します。

 ご存知の通り、一般社団法人Colaboに対するネット上での誹謗中傷は昨年来ずっと続いており、これに対応するためにColaboは2022年11月29日に記者会見を行いました。

 この記者会見場で代理人弁護士が口にした言葉を、自分への名誉毀損として江藤氏は訴えています。

 記者会見では江藤氏の名前は1回も出ていませんが、「(1)デマの捏造者」「(2)(仁藤さんには)古参のストーカーもいる」と代理人弁護士が発言したことを、自分へ言葉であり、名誉毀損だと受け止めたようです。

 Colabo側は、(1)については別の人物(暇空茜?)を指したものであること、また仮に江藤氏についてであったとしても指摘は真実であること、(2)については江藤氏が以前から仁藤さんに対してネット上で言及を行ったり、仁藤さんの恩師の墓へ行ってその写真を撮り「私は(略)墓地に仁藤氏が横たわるまでその不正義を追い続けます」とツイートをアップした事実などを主張していくようです。

https://x.com/echonewsjp/status/1619320333919719424

以下目次

(2)なぜ100人以上の弁護士がColabo側に名を連ねたのか

(3)訴訟についての誤解

(4)Colabo→江藤氏への訴訟

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ライター

ライター/主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです/1980年東京都品川区生まれ/Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)、共著『災害と性暴力』(日本看護協会出版会)『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)など

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