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トナカイさんへ伝える話(145)同志社大アメフト部元部員の公判・3

小川たまかライター
京都地方裁判所

 同志社大学アメフト部の元部員ら4人による凖強制性交等事件の裁判が9月29日に京都地裁で結審し、検察側は元部員3人に懲役5年を求刑。弁護側は同種事案と比べて悪質性は低いなどとして執行猶予判決を求めた。

 この事件は残る1人が別で審理される予定で、3人とは別の主張をする可能性がある。

(経緯)

2022年5月21日夜 京都・木屋町で元部員らが女性をナンパ。その後、日付が変わるまで飲食店で飲酒をし、元部員の自宅へ移動。飲酒により抗拒不能の状態だった女性を集団で姦淫した。元部員のうち2人がその様子をふざけて動画撮影を行った。

2022年9月8日 4人の逮捕が報道される。アメフト部は無期限活動休止に。

2022年9月29日 起訴。

2023年5月30日 元部員A・B・Cの初公判。この頃に3人とも保釈金を支払って保釈。

2023年9月12日 この日に行われる予定だった元部員Dの初公判が当日になって延期に。

2023年9月29日 元部員A・B・Cの裁判が結審。

 9月29日には、元部員3人の親や、犯罪加害者や家族をサポートする団体の職員が証人として出席し、それぞれの謝罪・反省の様子や、今後の更生支援についてを語った。

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ライター

ライター/主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです/1980年東京都品川区生まれ/Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)、共著『災害と性暴力』(日本看護協会出版会)『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)など

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