空軍型CV-22オスプレイ、東京都の横田基地へ配備の可能性

アメリカ空軍より、イギリスのミルデンホール基地に配備されたCV-22オスプレイ

アメリカ太平洋空軍のハーバート・カーライル司令はアジア方面へのCV-22オスプレイ配備に付いて嘉手納基地と共に横田基地も候補である事を明らかにしました。カーライル司令官は最終的な決定は来年早々に、配備は2015年に行われるであろうと述べています。アメリカ空軍はアメリカ本土以外にヨーロッパとアジアに1個ずつCV-22オスプレイの飛行隊を配備する予定で、既に先月にヨーロッパ配備としてイギリスのミルデンホール基地にCV-22オスプレイが到着しています。なおカーライル司令官は候補として韓国の烏山基地の名前を出しておらず、アメリカ空軍はCV-22オスプレイに付いては韓国配備を候補から既に外している可能性が高くなっています。

CV-22は空軍特殊作戦型で、海兵隊仕様MV-22には搭載されていない地形追従レーダーを持ち、夜間低空高速侵入が可能です。特殊部隊を送り込む際や、敵地で撃墜された戦闘機パイロットを救出する任務を行います。

オスプレイの配備に付いてヨーロッパを例に取って見ると、緊急時の受動的な即時対応が求められる海兵隊のMV-22オスプレイ部隊はアフリカ大陸に近いスペイン(およびイタリア)で待機しており、能動的に特殊作戦を実行する空軍特殊作戦軍団のCV-22オスプレイ部隊はイギリス配備で少し前線より遠くなっています。これをアジアに当て嵌めると、前線に近い沖縄に海兵隊のMV-22オスプレイ部隊を、後方の東京都に空軍特殊作戦軍団のCV-22オスプレイ部隊を配備すると考えると、ヨーロッパ配備に近似した組み合わせになります。

また、横田基地への配備検討は「オスプレイが安全だというなら本土に配備すべき」という沖縄の声に対して実行して見せるという政治的な効果を狙っているのかもしれません。空軍特殊作戦型のCV-22はやや後方への配備でよいというのであれば、グアムのアンダーセン基地でも構わないからです。なお軍事的な利便性を考えた場合は、CV-22を空中給油などで支援するMC-130特殊作戦輸送機を配備している嘉手納基地に集中配備した方が効率は良くなります。

横田基地
横田基地

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