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名人戦で「魔王」井山裕太四冠に負けた一力遼天元 正念場を乗り越えられるか

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
名人戦で敗退直後の一力遼天元。=2021年11月5日、静岡県今井浜筆者撮影。

井山裕太四冠が防衛を果たして終えた今期名人戦。挑戦者の一力遼天元は3勝2敗と追い込みながら、逆転で名人奪取を逃した。その一力天元は現在、天元戦挑戦手合(五番勝負)の防衛戦で、関航太郞挑戦者に2勝1敗と追い込まれている。一力天元は正念場を迎えている。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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