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高卒ルーキー左腕が6回1安打無失点で6勝目/イ・スンヨプ監督退場<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
6勝目を挙げたユン・ヨンチョル(写真:KIAタイガース)

29日のKBOリーグは全5試合が18時開始のナイトゲームで行われた。

KIAタイガース-ロッテジャイアンツ(クァンジュ)はKIAの先発、高卒1年目左腕のユン・ヨンチョルが好投を見せた。

ユン・ヨンチョルは直球の最速が130キロ台後半。120キロ台のスライダー、チェンジアップをコーナーいっぱい、低めに集めて凡打を誘っていった。

6回80球を投げて許したヒットは、3回表キム・ミンソクのライト前ヒット1本のみ。2四球4三振でロッテ打線を0点に抑えた。

試合は4回に3点を挙げたKIAが逃げ切って4-1で勝利。チームは連勝でユン・ヨンチョルは6勝目(4敗)となった。

◇7月29日(土)の結果

・トゥサン 6 - 7 LG(チャムシル)

 勝:コ ウソク

 敗:ホン ゴンヒ

・キウム 2 - 7 サムスン(コチョク)

 勝:ブキャナン

 敗:キム ドンヒョク

・SSG 6 - 3 ハンファ(インチョン)

 勝:パク チョンフン

 敗:チャン ミンジェ

・KIA 4 - 1 ロッテ(クァンジュ)

 勝:ユン ヨンチョル

 敗:イ インボク

・NC 2 - 8 KT(チャンウォン)

 勝:ペ ジェソン

 敗:チョン グボム

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「イ・スンヨプ監督が退場」

トゥサンベアーズのイ・スンヨプ監督がLGツインズ戦で退場となった。5回表、LGの攻撃、2死満塁でのレフト前ヒットで二者が生還。さらにホームへの送球が逸れ、一塁走者もホームに突入した際、クロスプレーとなった。判定はアウトだったがLGからの要請でリプレー検証の結果、捕手が走路をふさいだとしてセーフに覆った。

これに対し、イ・スンヨプ監督は球審に確認を求めベンチを出たが、リプレー検証で結果が出た後に抗議した場合、退場が宣告されるルールがあり、それが適用された。試合は延長10回トゥサンが6-7で敗れた。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

KIAタイガースとの2軍戦に1番レフトで先発出場。手術後の復帰2試合目は4打数2安打を記録した。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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