17日のKBOリーグは全5試合が17時開始で行われた。

KTウィズ－サムスンライオンズ（スウォン）はKTが6－5で逆転勝ち。KTは4連勝、サムスンは5連敗となった。

前日も逆転負けしたサムスン。16日の試合ではこれまで見たことがない光景があった。2点リードの8回裏の守り、4番手で登板のオ・スンファンは先頭打者にバントヒットで出塁を許すと、次打者にセンターオーバーの二塁打を喫して1点差に迫られた。

無死二塁で次の打者が送りバントを決め、1死三塁となったところで投手コーチがマウンドへ。オ・スンファンは交代となった。するとオ・スンファンは手にしたボールをレフトポール際の内野スタンド、座席のないエリアに向けて大遠投。ベンチに下がるとグラブを壁に投げつけ、蹴とばしてロッカールームに下がる姿が、中継カメラにとらえられた。

普段から「感情の起伏がないことが、抑え投手として一番大事」と話し、マウンド上でほとんど表情を変えることのないオ・スンファンが、珍しく感情をあらわにした。

サムスンは現在9位。最下位のハンファイーグルスが0.5ゲーム差で迫っている。

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◇6月17日（土）の結果

・LG 4 - 7 トゥサン（チャムシル）

　勝：クァクピン

　敗：ケリー

・SSG 8 - 5 ロッテ（インチョン）

　勝：イ ロウン

　敗：ク スンミン

・KT 6 - 5 サムスン（スウォン）

　勝：イ サンドン

　敗：ペク チョンヒョン

・ハンファ 6 - 9 キウム（テジョン）

　勝：イ ミョンジョン

　敗：カン ジェミン

・KIA 7 - 10 NC（クァンジュ）

　勝：ワイドナー

　敗：ユン ヨンチョル

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◆「キウムが押し出し死球2つで勝利」

キウムヒーローズはハンファに9－6で勝利。キウムは5－6で1点を追う8回表、2死満塁で3番イ・ジョンフの腰への死球で押し出しとなって6－6の同点とした。さらに4番イ・ヒョンジョンもデッドボールで追加点が入り勝ち越し。キウムは連続押し出し死球で勝利を手にした。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。