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投手転向4年目の元捕手、アジア大会代表に選ばれ御礼の6勝目を挙げる<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ナ・ギュンアン(写真:ロッテジャイアンツ)

サムスンライオンズ-ロッテジャイアンツ(テグ)は5-1でロッテが勝利。ロッテの先発ナ・ギュンアンは7回112球を投げて被安打7、失点1、持ち前の球威と得意のフォークボールでサムスン打線を抑えた。ロッテの連敗は4でストップした。

ナ・ギュンアンはチームトップの6勝目(1敗)、防御率2.43はリーグ5位だ。25歳のナ・ギュンアンは2017年に捕手としてプロ入りし、18、19年はチームで最も多くマスクをかぶった。

20年途中に名前をナ・ジョンドクから改名し、投手に転向。投手4年目の今シーズンは先発として抜群の安定感を発揮している。ナ・ギュンアンはこの日発表のアジア大会(中国・杭州)の代表選手にも選出された。

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◇6月9日(金)の結果

・トゥサン 3 - 7 KIA(チャムシル)

 勝:イ ジュンヨン

 敗:キム ドンジュ

・KT 3 - 2 キウム(スウォン)

 勝:ソン ドンヒョン

 敗:イ ミョンジョン

・ハンファ 6 - 5 LG(テジョン)

 勝:パク サンウォン

 敗:コ ウソク

・サムスン 1 - 5 ロッテ(テグ)

 勝:ナ ギュンアン

 敗:ウォン テイン

・NC 5 - 2 SSG(チャンウォン)

 勝:フェッド

 敗:オ ウォンソク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「クエバスがKTに復帰」

KTウィズはボー・サルサー投手のウエーバー公示を申請。代替の外国人投手として19年から22年途中までKTで活躍した、ウィリアム・クエバスの復帰を発表した。クエバスは来週のチーム合流が予定されている。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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