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8連勝でこっちのロッテも首位浮上 11年ぶりの単独首位<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
勝ち越しタイムリーを放ったザック・レックス(写真:ロッテジャイアンツ)

30日のKBOリーグは全5試合が14時開始のデーゲームで行われた。

7連勝中のロッテジャイアンツが地元プサンにキウムヒーローズを迎えた一戦は、今季初の満員。2万2,990人の観衆の中で行われた。

満員のプサンサジク球場(写真:ロッテジャイアンツ)
満員のプサンサジク球場(写真:ロッテジャイアンツ)

ロッテはキウムの先発アン・ウジンから2、3回と1点ずつを挙げ2-0とするも、キウムは5回にタイムリー3本で逆転に成功した。

1点を追うロッテは7回、1死で1番アン・グォンス(安田権守)がライトへのヒットで出塁。次打者のヒットと内野ゴロで三塁に進むと、相手投手の三塁偽投ボークでホームに還り同点に。さらに4番ザック・レックスのライトへのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功した。

この回、もう1点を追加し5-3としたロッテは、リリーフ陣がリードを守って勝利。8連勝で14勝8敗とし、この日敗れた1位のSSGランダーズと入れ替わって単独首位に立った。

ロッテの8連勝は2010年6月以来13年ぶり。単独首位は11年ぶり。ロッテは昨季、10球団中8位で1992年以来、30年優勝から遠ざかっている。

◇4月30日(日)の結果

・LG 8 - 12 KIA(チャムシル)

 勝:チョン ヘヨン

 敗:コ ウソク

・SSG 0 - 2 トゥサン(インチョン)

 勝:クァク ピン

 敗:パク チョンフン

・KT 0 - 1 サムスン(スウォン)

 勝:ウ ギュミン

 敗:キム ジェユン

・ハンファ 1 - 4 NC(テジョン)

 勝:フェッド

 敗:ムン ドンジュ

・ロッテ 5 - 3 キウム(プサン)

 勝:キム サンス

 敗:キム ドンヒョク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「KTは9連敗」

KTウィズはサムスンライオンズに延長10回、0-1で敗れて9連敗となった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

キウム戦に1番レフトで出場。1打席目アン・ウジンのスライダーにうまく合わせて、センター前ヒット、2打席目は1死満塁フルカウントで、ライトに犠牲フライを放ち先制点を挙げた。3打席目セカンドゴロ、4打席目ライト右へヒット。三塁走者時にボークで同点のホームを踏んだ。3打数2安打1打点、打率3割1分8厘。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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