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イ・デホの後継者の23歳 打率最下位も4試合ぶりのヒットが貴重な一発に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2号ソロを放ったハン・ドンヒ(写真:ロッテジャイアンツ)

20日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

ロッテジャイアンツ-KIAタイガース(プサン)はロッテが5-3で勝利。ロッテは2-0で迎えた2回裏、この日8番に入ったハン・ドンヒがKIAの先発アドニス・メディーナのスライダーを前でさばいてレフトに運んだ。高く上がった打球は左中間スタンドに飛び込み2号ソロとなった。

ハン・ドンヒは2018年のドラフト1次指名でプロ入り。昨季限りで引退したロッテのスター、イ・デホの高校(慶南高)の後輩にあたる。昨季まで3年連続20本塁打以上を記録し、22年シーズンは自身初の打率3割をマークした。

「イ・デホの後継者」と期待されるもここ数試合は当たりが出ず、打順は中軸から8番に。きのうまでの打率はリーグで最も低い1割3分3厘だったが、この日飛び出した4試合ぶりのヒットがホームランとなった。打率は1割4分3厘となって最下位からは脱している。

◇4月20日(木)の結果

・LG 9 - 4 NC(チャムシル)

 勝:キム ユンシク

 敗:ソン ミョンギ

・キウム 6 - 1 サムスン(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:ブキャナン

・KT 5 - 8 SSG(スウォン)

 勝:チェ ミンジュン

 敗:ベン ジャミン

・ハンファ 1 - 5 トゥサン(テジョン)

 勝:アルカンタラ

 敗:キム ミンウ

・ロッテ 5 - 3 KIA(プサン)

 勝:キム ジンウク

 敗:メディーナ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ハンファ、スミスに代わる外国人投手を獲得」

きのうバーチ・スミス(元西武)の退団を発表したハンファイーグルスは、代替の外国人選手としてリカルド・サンチェスと契約を結んだと発表した。4月中に合流の見込みとしている。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

KIA戦に1番ライトで先発出場。1打席目高いバウンドのピッチャーゴロ、2打席目はセカンドがベース寄りの逆シングルのゴロを弾いて出塁。3、4打席目のショート、サードへのゴロは野手が好捕しアウトとなった。4打数無安打、打率3割5分(10位)。

⇒ 安田権守、レギュラーで打率3割残すも「現実は甘くなかった」 来季(今季)はロッテジャイアンツでプレー

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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