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WBC不出場の韓国のエース、今季3登板で防御率0.47 チームの連敗を5で止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

13日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

トゥサンベアーズ-キウムヒーローズ(チャムシル)はキウムが終盤に大量得点を挙げ、9-2で勝利。連敗を5で止めた。

キウムの先発アン・ウジンは6回91球を投げて被安打3、無失点。過去2度の登板では三振を12個ずつ奪ったが、この日のアン・ウジンはスライダーでフライを打たせる投球を見せるなど、奪った三振は5つだった。またストレートの最速は158キロだった。

アン・ウジンは3試合に先発し防御率0.47。好投を続けているがこの日が今季初勝利となった。アン・ウジンは昨季15勝を挙げ、防御率(2.11)、奪三振(224)共にリーグ1位をマーク。しかし高校時代の暴行疑惑問題でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表には選出されなかった。

(関連記事:侍ジャパン・栗山英樹監督がWBCに向け韓国視察 現地記者「日本シリーズの最中になぜ来たのですか?」

◇4月13日(木)の結果

・トゥサン 2 - 9 キウム(チャムシル)

 勝:アン ウジン

 敗:キム ドンジュ

・サムスン 11 - 9 SSG(テグ)

 勝:オ スンファン

 敗:コ ヒョジュン

・KIA 1 - 5 ハンファ(クァンジュ)

 勝:チャン ミンジェ

 敗:イ ウィリ

・ロッテ 8 - 7 LG(プサン)

 勝:ハン ヒョンヒ

 敗:ケリー

・NC 10 - 3 KT(チャンウォン)

 勝:ソン ドンヒョン

 敗:フェッド

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「オ・スンファンの失点を打線がカバー。サムスン連敗から脱出」

サムスンライオンズは3点リードの8回表、抑えのオ・スンファンが4点を喫して試合をひっくり返されるも、その裏3点を挙げて逆転。連敗を6で止めた。敗れたSSGランダーズは6連勝でストップした。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

LGツインズ戦に1番レフトで先発出場。1打席目センターフライ、2打席目空振り三振、3打席目2死満塁で三遊間を破るタイムリーヒット、4打席目1死一、二塁で投手右へのバントヒット、5打席目三遊間を抜くヒットで5打数3安打1打点。2試合続けて3安打を記録した。

⇒ 安田権守、レギュラーで打率3割残すも「現実は甘くなかった」 来季(今季)はロッテジャイアンツでプレー

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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