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【韓国シリーズ】SSGが接戦を制して4勝2敗で4年ぶり5度目の王者に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
優勝が決まり喜ぶナイン(写真:SSGランダーズ/初報から差し替え)

公式戦1位のSSGランダーズと、プレーオフを勝ち上がった3位のキウムヒーローズが対戦する韓国シリーズの第6戦は、4-3でSSGが勝利。SSGが対戦成績を4勝2敗として韓国チャンピオンとなった。

SSGは2点を追う3回裏に相手のミスをきっかけに2点を挙げて同点に。6回に1点をリードされると、その裏8番キム・ソンヒョンの2点タイムリーで4-3として逆転に成功した。

SSGは先発のウィルマー・フォントが7回2/3を投げて、2本のホームランを喫するも3失点ピッチング。そして前日に先発で5回を投げたキム・グァンヒョンが9回1死で登板しゲームを締めた。

SSGは前身のSKを含め、4年ぶり5度目の王者に。今季のSSGは開幕10連勝でスタートし、一度も首位の座を譲ることなく公式戦を終了。韓国シリーズでもキウムを退けて制覇した。

SSGの選手でNPB経験者は、外野手のハ・ジェフン(元ヤクルト、登録名ジェフン)がいる。また二軍には芹澤裕二バッテリーコーチ(元中日など)が在籍している。

優勝セレモニー(写真:SSGランダーズ)
優勝セレモニー(写真:SSGランダーズ)

◇11月8日(火)の結果

・韓国シリーズ第6戦

 SSG 4 - 3 キウム(インチョン)

 勝:フォント

 敗:ヨキッシュ

⇒ 2022年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「KIAソクラテスが残留」

KIAタイガースはソクラテス・ブリト外野手と来季の契約を結んだと発表した。契約内容は年俸50万ドル、契約金30万ドル、出来高30万ドルで総額110万ドル(約1億6170万円)。ソクラテスは1年目の今季、127試合に出場し、打率3割1分1厘、17本塁打、77打点を記録し活躍した。

◆「日本ハムの新球場問題、韓国の事例は?」

日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」の、ホームベースからバックネットまでの距離が「日本野球機構(NPB)の公認野球規則よりも短い」と指摘を受けている。一方、韓国では新球場の設計時に球団がKBOを説得し、規則を緩和したという事例がある。

(関連記事:日本ハムの新球場問題 韓国のボールパークは「メジャー流」で本塁からバックネットがもっと近い

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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