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2位LGが延長満塁弾と11投手の継投で意地の勝利 首位SSGとのゲーム差3.5に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝満塁弾のキム・ミンソン(写真:LGツインズ/初報から差し替え)

25日のKBOリーグは4試合が14時開始のデーゲームで行われた。

首位SSGランダーズと2位LGツインズの今季最後の直接対決は、SSGが2-1で1点リードの9回表、SSGの2番手投手ノ・ギョンウンの4連続四球で押し出しとなって2-2の同点に。延長戦に突入した。

延長戦に持ち込んだLGは10回表、2死満塁のチャンスを作ると、途中出場の6番キム・ミンソンがレフトへ2号満塁ホームラン。6-2として勝ち越しに成功した。

この日のLGは先発投手のアダム・プルトコが登板前に体の異常を訴え、先頭打者に1球も投げず申告敬遠で降板。序盤から継投策となったLGは、10回裏を11番手のぺ・ジェジュンが0点に抑えて6-2でSSGに勝利した。LGの失点は6回に4番チェ・ジョンに喫した2ランの2点のみだった。

2位LGは首位SSGとのゲーム差を3.5に縮め、SSGの連勝は3でストップ。SSGの韓国シリーズ直行となる1位確定のマジックは6のままで、残り試合はSSGが7試合、LGは12試合だ。

※KBOリーグは9月1日以降、拡大エントリーが適用され、5人増員の33人登録、31人の出場が可能となっている。

◇9月25日(日)の結果

・トゥサン 5 - 3 ハンファ(チャムシル)

 勝:クァク ピン

 敗:ユン ホソル

・SSG 2 - 6 LG(インチョン)

 勝:コ ウソク

 敗:キム テクヒョン

・サムスン 3 - 4 KIA(テグ)

 勝:ノリン

 敗:スアレス

・NC 1 - 9 KT(チャンウォン)

 勝:オム サンベク

 敗:ダーモディ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「全5試合が行われるのはあと2日だけ」

24日から雨天中止分を再編成した日程がスタート。現状、全10球団が同日に試合を行うのは9月29日、10月8日の2日のみとなっている。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

ハンファイーグルスとの2軍戦への出場はなかった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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