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球界を代表する4番が本領発揮し2戦連続4打点 初勝利のダーモディ(元西武)を援護<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
4打点のヤン・ウィジと初勝利のダーモディ(写真:NCダイノス)

8日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

KTウィズ-NCダイノス(スウォン)はNCが4回までに7点を挙げて、先発のマット・ダーモディ(元西武)を援護。試合は8-3でNCが勝利し、5回1失点のダーモディは3度目の登板で初勝利(2敗)を挙げた。

NCの4番ヤン・ウィジは初回に、前日の4打席目から続く2打席連続の18号3ラン。4回にもタイムリーヒットを放ち、2試合続けて4打点を記録した。

ヤン・ウィジは先月4割台の打率を残して、この日8月の月間MVPに選ばれた。リーグを代表する4番打者のヤン・ウィジは、昨年まで2年連続3割30本100打点を記録するも、今季は4月の打率が1割台と低迷。しかし徐々に本領を発揮し、打率を2割8分1厘まで上げてきた。

◇9月8日(木)の結果

・トゥサン 4 - 5 ハンファ(チャムシル)

 勝:ペーニャ

 敗:クァク ピン

・キウム 3 - 2 LG(コチョク)

 勝:キム ソンギ

 敗:イ ジョンヨン

・SSG 4 - 9 KIA(インチョン)

 勝:ノリン

 敗:モリマンド

・KT 3 - 8 NC(スウォン)

 勝:ダーモディ

 敗:ソ ヒョンジュン

・サムスン 1 - 2 ロッテ(テグ)

 勝:イ ミンソク

 敗:ウ ギュミン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ドラフト会議を9月15日に開催」

韓国野球委員会(KBO)は来年2023年にプロ入りする選手を選ぶ、2023新人ドラフトを9月15日に開催すると発表した。今回のドラフトから本拠地地域を中心とした指定校の選手を優先的に指名する「1次指名」がなくなり、2021年の下位チームから順に選ぶ完全ウエーバー制となる。

また3、4年制大学の2年生が卒業を待たず指名可能となる、「アーリードラフト制度」も初導入される。今回のドラフトでは1,165人の申請者のうち110人が指名される予定だ。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

サムスンライオンズとの2軍戦に1番センターで先発出場。見逃し三振、四球、レフト前ヒットだった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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