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10球団中、6チームで外国人投手が先発 元西武のノリンが4勝目、ダーモディは惜敗<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
KBO初白星とはならなかったマット・ダーモディ(写真:NCダイノス)

2日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

この日は全10球団のうち、6チームで外国人投手が先発マウンドに上がり、それぞれ好投を見せている。

キウムヒーローズのエリック・ヨキッシュは今季9勝目。KBOリーグ4年目で通算50勝に到達した。

2020年に西武に在籍したKIAタイガースのショーン・ノリンは、サムスンライオンズ相手に6回途中1失点と好投。今季4勝目を挙げた。

またノリンと同じく元西武の左腕、途中加入のマット・ダーモディ(NC)は6回までSSGランダーズ打線を2点に抑えるも、7回に味方のエラーで走者を出し、後をつないだ投手が被弾したことで2敗目を喫した。

一方、SSGのショーン・モリマンドは7回を投げてNC打線を1点に抑え、7月のチーム合流後、7試合で負けなしの5勝目を挙げている。

ロッテジャイアンツでは、先月KBOリーグに復帰したダン・ストレイリー(ロッテ)も無傷の4勝目を記録。全5試合のうち、4人の外国人投手が白星を飾った。

◇9月2日(金)の結果

・トゥサン 4 - 16 ロッテ(チャムシル)

 勝:ストレイリー

 敗:パク シンジ

・キウム 4 - 0 ハンファ(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:ペーニャ

・SSG 5 - 3 NC(インチョン)

 勝:モリマンド

 敗:ダーモディ

・KT 1 - 2 LG(スウォン)

 勝:イ ジョンヨン

 敗:パク ヨンヒョン

・KIA 8 - 3 サムスン(クァンジュ)

 勝:ノリン

 敗:チェ ハヌル

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ペーニャが1イニング4奪三振」

ハンファイーグルスの先発フェリックス・ペーニャが、キウム戦の1回裏にリーグ10度目の1イニング4奪三振を記録した。ペーニャは三振で1死とした後、4番ヤシエル・プイグから空振り三振を奪うも、振り逃げとなってプイグは出塁。以後ペーニャは2つのアウトを三振で奪って、計4奪三振となった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

LGツインズとの2軍戦に1番センターで先発出場。ピッチャーゴロ、左中間へのヒット、セカンドゴロ、ショートライナー、レフトフライの5打数1安打だった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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