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サムスン10連敗 1点リードの9回にオ・スンファンが連続被弾でKTにサヨナラ負け<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
アンソニー・アルフォード(写真:kt wiz)

12日のKBOリーグは5試合が18時30分開始で行われた。

KTウィズ-サムスンライオンズ(スウォン)は、9連敗中のサムスンが3回表、2番ホセ・ピレラ(元広島)の4試合連続となる17号2ランで2点を先制。しかしKTはその裏、2番ペ・ジョンデのタイムリー、4番パク・ピョンホの犠牲フライで2-2の同点とした。

追いつかれたサムスンは4回表、1死一、二塁で8番の高卒新人イ・ジェヒョンがセンターへタイムリーヒット。3-2と勝ち越しに成功した。

その後試合は両チームのリリーフ陣が得点を与えず、サムスンの1点リードで9回へ。9回裏のサムスンのマウンドには、7番手のオ・スンファンが上がった。

オ・スンファンはこの回の先頭打者、KTの2番ペ・ジョンデに対し全球直球勝負。その5球目をレフトに運ばれて3-3の同点とされた。

ペ・ジョンデの3号ソロで追いついたKTは、続く3番アンソニー・アルフォードもスライダーが3球続いた後の低めの直球をレフトに4号ソロを放ち、KTが4-3でサヨナラ勝ち。敗れたサムスンの連敗は10となった。

オ・スンファンの連続被弾はプロ1年目の2005年5月3日、ロッテジャイアンツ戦以来、17年ぶり2度目。

(関連記事:サムスン8連敗 ピレラが2戦連発もオ・スンファンが4点リードを守れず

◇7月12日(火)の結果

・LG 1 - 7 KIA(チャムシル)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:イ ミンホ

・SSG 7 - 3 キウム(インチョン)

 勝:ノ ギョンウン

 敗:イ ミョンジョン

・KT 4 - 3 サムスン(スウォン)

 勝:キム ジェユン

 敗:オ スンファン

・ロッテ 3 - 2 ハンファ(プサン)

 勝:チェ ジュンヨン

 敗:カン ジェミン

・NC 7 - 11 トゥサン(チャンウォン)

 勝:キム ジヨン

 敗:イ ウソク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「WBCの選手選考委員にイ・スンヨプら」

韓国野球委員会(KBO)は11日、来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の選手選考などに携わる技術委員会のメンバーを発表した。ヨム・ギョンヨプ前SK監督を委員長に以下、チョ・ボムヒョン元KT監督、ヤン・サンムン元ロッテ監督、野球解説者のイ・スンヨプ、シム・ジェハク、キム・ソンウ、チャン・ソンホ各氏が務める。委員会のメンバーは代表監督決定後、選手選考や参加チームの戦力分析などを行っていく。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

2日のKTウィズ戦で飛球を追った際にフェンスにジャンプし衝突。左肩の打撲により3日に登録抹消となった。再登録は最短で13日のNCダイノス戦となる。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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