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KIAが連敗を8でストップ 中4日で先発の20歳左腕が5勝目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
イ・ウィリ(写真:KIAタイガース)

8日のKBOリーグはサムスンライオンズ-SSGランダーズ(テグ)がグラウンド整備のため、49分遅れで開始。その他4試合は予定通り18時30分から始まった。

8連敗中のKIAタイガースはハンファイーグルスと対戦。KIAは連敗ストップを20歳左腕、中4日で先発登板のイ・ウィリに託した。イ・ウィリの中4日は今季4度目。

イ・ウィリは高めの速球をつり球に、カーブ、チェンジアップを決め球に使う緩急を生かした投球で、3回までパーフェクト。7回を投げて被安打2、ハンファの4番キム・インファンに喫した3ランの3点に抑えた。しかし味方の援護は6回まで1点のみ。反撃に期待してマウンドを降りた。

追うKIAは1-3で迎えた7回裏、相手守備の乱れに乗じて4得点。5-3と逆転に成功し勝利を収めた。KIAは連敗を8でストップ。イ・ウィリは5勝目(6敗)を挙げている。

◇7月8日(金)の結果

・トゥサン 4 - 11 LG(チャムシル)

 勝:プルトコ

 敗:チェ ウォンジュン

・キウム 3 - 2 NC(コチョク)

 勝:ハン ヒョンヒ

 敗:ルチンスキー

・サムスン 8 - 9 SSG(テグ)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:ホ ユンドン

・KT 6 - 3 ロッテ(スウォン)

 勝:キム ミンス

 敗:バーンズ

・KIA 5 - 3 ハンファ(クァンジュ)

 勝:イ ウィリ

 敗:キム ボムス

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「SSGが元広島のクロンを放出」

SSGは元広島のケビン・クロン内野手を韓国野球委員会(KBO)にウエーバー公示申請し、代替の外国人選手としてフアン・ラガレス(JUAN LAGARES)外野手の獲得を発表した。クロンは67試合に出場し、打率2割2分2厘、11本塁打、35打点という成績だった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

2日のKTウィズ戦で飛球を追った際にフェンスにジャンプし衝突。左肩の打撲により3日に登録抹消となった。大事には至らず13日に登録が可能だが、今後の日程は14日に前半戦が終わり、21日までオールスターブレイクに入るため、後半戦からの復帰が予定されている。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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