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LGケリー好投しリーグトップタイの7勝目 敗れたトゥサンの安田権守3安打2打点<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
リーグトップタイの7勝目を挙げたケリー(写真:LGツインズ)

10日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

LGツインズ-トゥサンベアーズ(チャムシル)はLGの先発ケイシー・ケリーが好投。140キロ台中盤の直球の制球良く、ストライクゾーンからボールになるカーブで空振りを誘った。またイニングごとにパターンを変えながら、同じ球種を続ける配球が功を奏した。

ケリーは7回103球を投げて被安打4、三振5。トゥサン打線を4番キム・ジェファンのソロホームランの1点に抑えた。

試合はLG打線がパク・ヘミンの満塁弾を含む3本のアーチなどで10得点。トゥサンは9回表に6点を挙げて追い上げるも及ばず、LGが10-7で勝利した。ケリーはリーグトップタイの7勝目(1敗)を挙げた。

◇6月10日(金)の結果

・LG 10 - 7 トゥサン(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:クァク ピン

・SSG 9 - 2 ハンファ(インチョン)

 勝:オ ウォンソク

 敗:チャン ミンジェ

・サムスン 1 - 9 NC(テグ)

 勝:ク チャンモ

 敗:ファン ドンジェ

・KIA 6 - 10 キウム(クァンジュ)

 勝:キム テフン

 敗:イ ウィリ

・ロッテ 4 - 9 KT(プサン)

 勝:ペ ジェソン

 敗:パク セウン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ハンファ、新外国人投手獲得」

ハンファイーグルスは新外国人投手としてフェリックス・ペーニャ(FELIX PENA)の獲得を発表。6月末の入国を予定している。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

LG戦に1番ライトで先発出場。1打席目ピッチャーライナー、2打席目センターフライ、6回表の3打席目は先頭打者として初球のカーブを左中間に二塁打。8回の4打席目は左投手の外角低めのスライダーにバットを合わせ、レフトの前に落ちるヒット、9回2死一、二塁では左中間への2点タイムリー三塁打を放った。アン・グォンスは前日のハンファ戦では4安打3打点だった。

(関連記事:今月40歳の李大浩がサヨナラ安打。打率3割5分はリーグ2位/安田権守4安打3打点

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※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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