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帰ってきたエースが完璧投 ク・チャンモが7回1安打無失点で2勝目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
今季2勝目を挙げたク・チャンモ(写真:NCダイノス)

3日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

NCダイノス-ロッテジャイアンツ(チャンウォン)はNCが5-1で勝利。NCの先発ク・チャンモが2勝目を挙げた。

ク・チャンモは左腕の疲労骨折から先週、1年7か月ぶりに復帰し、この日が今季2度目の登板。7回87球を投げて被安打1無失点、8つの三振を奪う完璧な投球を見せた。

ク・チャンモは140キロ台中盤の直球とスライダー中心の投球。右打者のひざ元を突く制球と、捕手ヤン・ウィジの打者の裏をかく配球でロッテ打線に隙を与えなかった。

ロッテの先発チャーリー・バーンズも7回3安打3失点、9奪三振と好投するも、味方打線がク・チャンモに抑えられ、負け投手(6勝3敗)になっている。

◇6月3日(金)の結果

・LG 7 - 1 SSG(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:ノバ

・KT 5 - 2 KIA(スウォン)

 勝:ペ ジェソン

 敗:イ ウィリ

・ハンファ 14 - 2 キウム(テジョン)

 勝:シン ジョンラク

 敗:チェ ウォンテ

・サムスン 8 - 5 トゥサン(テグ)

 勝:ホ ユンドン

 敗:イ ヨンハ

・NC 5 - 1 ロッテ(チャンウォン)

 勝:ク チャンモ

 敗:バーンズ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「6月は護国報勲の月」

6月の韓国は国を守るために犠牲になった人を追悼する「護国報勲の月」。この日はサムスンライオンズとKTウィズが迷彩柄を施したユニフォームを着用した。他球団も今後同様の企画が予定されている。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

サムスン戦の9回表、9番チャン・スンヒョンの代打で出場。サムスンの抑えオ・スンファンとの対戦は初球のスライダーを打ってショートフライだった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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