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率は低いが打点と決勝打はチームトップ 25歳内野手が試合を決める3打点の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝打を含む3打点のソン・ソンムン(写真:キウムヒーローズ)

20日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

キウムヒーローズ-ハンファイーグルス(コチョク)は4-3でキウムが勝利。キウムは4回裏1死二、三塁で5番ソン・ソンムンの2点タイムリーで先制。ソン・ソンムンは6回にも、無死二塁でライトへタイムリーヒットを放った。

開幕直後低迷が続いたソン・ソンムンは5月に入って打撃が上向くも、現在の打率は2割3分5厘。しかし22打点、決勝打5本はいずれもチームトップで、この日もチームの4得点中3点を叩き出して勝利に貢献した。

◇5月20日(金)の結果

・トゥサン 0 - 4 ロッテ(チャムシル)

 勝:ナ ギュンアン

 敗:ストック

・キウム 4 - 3 ハンファ(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:ユン デギョン

・SSG 5 - 4 LG(インチョン)

 勝:ソ ジンヨン

 敗:コ ウソク

・サムスン 1 - 5 KT(テグ)

 勝:ソ ヒョンジュン

 敗:イ スンヒョン

・KIA 5 - 3 NC(クァンジュ)

 勝:ノリン

 敗:イ ジェハク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「記録の異議申し立てが可能に」

韓国野球委員会(KBO)は17日の試合後から、公式記録員が判断した「安打」、「失策」、「野手選択」(フィルダースチョイス)に対して、異議がある球団または選手は試合終了後24時間以内に書面で申請することが出来るようになった。

審議は3人の委員が行い、訂正の有無は申請の締め切り日から5日以内に通知される。この制度はホ・グヨン新総裁(コミッショナー)が選手、球団と協議し、新たに導入が決まった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

ロッテジャイアンツ戦に1番ライトで先発出場。1打席目レフト前へのヒット、2打席目空振り三振、3打席目センターフライ、4打席目は四球を選んだ。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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