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打撃好調のトークマンが先制弾放つも、投手陣乱調でハンファ開幕6連敗<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
先制アーチを放ったトークマン(写真:ハンファイーグルス)

開幕5連敗中のハンファイーグルスはKTウィズを迎えたホーム開幕戦で、1回裏に3番マイク・トークマンがライトに1号ソロを放ち先制した。

4回に両チーム1点ずつを挙げ2-1となり、ハンファの1点リードで終盤に突入。ハンファはリリーフ陣で逃げ切りを図るも、8回表無死満塁で一塁手のエラーで同点にされると、2者連続の押し出し四球で2点を献上。2-4と逆転を許した。

ハンファは8回裏にトークマンがこの日2本目のヒットで出塁するも得点ならず、9回も無得点で2-4で敗戦。ハンファの連敗脱出はならなかった。

ハンファでひとり気を吐いたトークマンは開幕から6試合連続安打。23打数11安打、打率4割7分8厘でリーグ2位の好成績を残している。

◇4月8日(金)の結果

・LG 1 - 4 NC(チャムシル)

 勝:ルチンスキー

 敗:プルトコ

・SSG 3 - 0 KIA(インチョン)

 勝:ソ ジンヨン

 敗:ホン サンサム

・ハンファ 2 - 4 KT(テジョン)

 勝:チュ グォン

 敗:ユン ホソル

・サムスン 0 - 1 キウム(テグ)

 勝:アン ウジン

 敗:ブキャナン

・ロッテ 1 - 6 トゥサン(プサン)

 勝:ストック

 敗:イ スンホン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ブキャナン7回1失点も援護なく黒星」

サムスンライオンズのデービッド・ブキャナン(元ヤクルト)がキウムヒーローズ戦に先発。7回88球を投げて6安打1失点に抑えた。しかしキウムの先発アン・ウジンも7回1安打無失点と好投し、試合は1-0でキウムが勝利。ブキャナンは今季2敗目となった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

トゥサンベアーズの2軍は試合なし。次戦は12日(火)にLGツインズとのホームゲーム(イチョン)が予定されている。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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