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3度の戦力外を経験した32歳、通算6本目のアーチが決勝満塁弾に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝満塁弾を放ったチョン・ミンス(写真:NCダイノス)

14日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

NCダイノス-キウムヒーローズ(チャンウォン)は6-6で迎えた6回裏、NCは1死満塁のチャンスで、1番レフトで先発出場のチョン・ミンス選手がライトスタンドへ2号満塁ホームラン。4点をリードしました。試合は10-8でNCが勝利し、チョン・ミンス選手の満塁弾が決勝打となっています。NCは3連勝です。

チョン・ミンス選手はプロ14年目の32歳。ネクセン(現キウム)、KT、LGの3球団で戦力外となり今季NC入りしました。主に外野の控えとして起用され45試合に出場。12日のKIAタイガースとのダブルヘッダー第1試合で先発起用されると4年ぶりの一発を放ち、この日の2号満塁弾が通算6本目のホームランでした。

◆「イ・ヨンギュが1試合4盗塁」

キウムのイ・ヨンギュ選手がNC戦で1試合4盗塁を記録。1回と3回に三盗、4回と6回に二盗をそれぞれ決めました。リーグ最多記録は1993年にイ・ジョンボムさん(当時ヘテ)が残した1試合6盗塁です。

◆「モンゴメリー20試合出場停止」

韓国野球委員会は14日に賞罰委員会を開き、10日のKTウィズ戦で球審に暴言と威嚇行為を行ったマイク・モンゴメリー投手(サムスン)に20試合の出場停止、制裁金300万ウォン(約28万2,000円)を科しました。

(関連記事:「怒りロジン」を投げた外国人投手の処分決定 ぶつけられた球審は3日後に息子がドラフト指名の激動の日々

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

KT戦での出場はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇9月14日(火)の結果

・トゥサン 3 - 4 KT(チャムシル)

 勝:パク シヨン

 敗:ホン ゴンヒ

・SSG 5 - 11 ハンファ(インチョン)

 勝:キンガム

 敗:チェ ミンジュン

・サムスン 3 - 3 LG(テグ)

 勝:

 敗:

・KIA 7 - 8 ロッテ(クァンジュ)

 勝:キム ユヨン

 敗:メンデン

・NC 10 - 8 キウム(チャンウォン)

 勝:ソン ジョンウク

 敗:キム ソンジン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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