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韓国代表の大会前強化試合2戦目は2-2の引き分け【東京五輪・野球】

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
コチョクスカイドーム(写真:ストライク・ゾーン)

東京オリンピック(五輪)に参加する野球韓国代表は24日、韓国・ソウルのコチョクスカイドームでLGツインズと対戦。2試合目となる強化試合(評価戦)は2-2で9回引き分けとなった。

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L 0 0 0 0 0 2 0 0 0  2

韓 0 0 0 0 0 0 1 0 1  2

韓国打線はLGの先発、プロ5年目で未勝利の左腕ソン・ジュヨンに3回まで1安打、5つの三振を喫して無得点。2番手の3年目左腕、通算1勝のイ・サンヨンにも4、5回と無安打で0点に抑えられた。

一方、韓国投手陣もLG打線に対し、先発のキム・ミンウ(ハンファ)が3回1安打無失点。2番手のパク・セウン(ロッテ)も4、5回と好投し、両チーム無得点のまま試合は後半戦に突入した。

しかし6回に入ると韓国はパク・セウンが突如制球を乱して三者連続四球。LGの4番チェ・ウンソンのライト前ヒットと味方のエラーで2点を喫した。

追う韓国は7回裏に6番オ・ジェイル(サムスン)の左中間へのソロアーチで1点。9回裏、1死満塁で8番キム・ヘソン(キウム)のセンターでの犠牲フライで2点目を挙げ2-2とし、試合は規定により9回引き分けで終了となった。

この日の韓国打線は、ともに身長190センチを超える2人の若き左腕投手に苦戦。今後の海外チームとの初顔ばかりとなる対戦を前に、意味ある実戦経験となった。

またこの試合で三塁手のホ・ギョンミン(トゥサン)が左足への死球で、遊撃手のオ・ジファン(LG)が走者のスパイクが左首に当たりそれぞれ途中交代。守備位置の移動が必要となり外野手のパク・ヘミン(サムスン)がセカンドに、一塁手または外野手のカン・ベクホ(KT)が三塁手を務めるという場面があった。

五輪では登録選手数が24人とシーズンより少なく、負傷者が出た場合はこの日のように代替選手が通常とは違うポジションを守ることも想定される。

◇先発オーダー

左 イ・ジョンフ(キウム)

遊 オ・ジファン(LG)

一 ファン・ジェギュン(KT)

右 カン・ベクホ(KT)

捕 ヤン・ウィジ(NC)

指 オ・ジェイル(サムスン)

二 チェ・ジュファン(SSG)

三 ホ・ギョンミン(トゥサン)

中 パク・コンウ(トゥサン)

◇バッテリー

投 キム・ミンウ(ハンファ)、パク・セウン(ロッテ)、キム・ジンウク(ロッテ)、コ・ウソク(LG)、チョ・サンウ(キウム)

捕 ヤン・ウィジ(NC)、カン・ミンホ(サムスン)

強化試合はあす25日14時からキウムヒーローズ戦を行い、全3試合が終了。韓国代表は26日に東京入りする予定だ。

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韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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