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元中日・アルモンテ、右アキレス腱損傷で2軍落ち後に放出決定 チームは首位争い中<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ソイロ・アルモンテ(写真:kt wiz)

26日の韓国KBOリーグはダブルヘッダー1カードを含む、全6試合が行われました。

トゥサンベアーズ-ロッテジャイアンツ(チャムシル)はロッテが4-3で勝利。敗れたトゥサンは4連敗で借金2です。

昨年まで6年連続韓国シリーズに進出し、うち3度シリーズを制してきたトゥサンですが、今季は主力の多くが故障で戦列を離れるなど、近年にない厳しい状況となっています。

◆「KTがアルモンテをウエーバー公示申請」

KTウィズはソイロ・アルモンテ選手(元中日)をウエーバー公示申請したと発表しました。アルモンテ選手は阪神入りしたメル・ロハス・ジュニア選手に代わる新外国人打者としてKT入り。60試合に出場し打率2割7分1厘、7本塁打、36打点という成績でした。

入団以来、太もも裏痛で守備、走塁時に不安を抱えていたアルモンテ選手は、今週22日に右アキレス腱損傷で登録抹消。首位を争うKTはアルモンテ選手の回復を待たず、代替の助っ人にシーズン後半戦を託すことを決めました。

アルモンテ選手に代わってKTに加わるのは、昨季までハンファイーグルスでプレーしたジャレド・ホイング選手(前ブルージェイズ)。ホイング選手は2018、19年と走攻守で役割を果たしていました。昨季は振るわずシーズン途中でハンファを退団となりましたが、人柄を含めて評価が高く、KTは獲得に至っています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ロッテジャイアンツ戦の9回裏、ヤン・ソクファン選手の代走で出場しました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全6試合の結果です。

◇6月26日(土)の結果

・トゥサン 3 - 4 ロッテ(チャムシル)

 勝:チン ミョンホ

 敗:イ スンジン

・キウム 6 - 1 KIA(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:キム ユシン

・ハンファ 2 - 11 KT(テジョン)

 勝:ソ ヒョンジュン

 敗:カーペンター

・サムスン 5 - 10 LG(テグ)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:ケリー

 敗:チェ ジグァン

・サムスン 10 - 7 LG(テグ)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:ホン ジョンウ

 敗:チャ ウチャン

・NC 10 - 10 SSG(チャンウォン)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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