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黄金期を知る生え抜き21年目の38歳 一発を含む3安打の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
4号2ランを放ったキム・ガンミン(写真:SSGランダーズ)

11日の韓国KBOリーグは1試合が雨天中止。4試合がナイトゲームで行われました。

SSGランダーズ-キウムヒーローズ(インチョン)は、SSGが1回裏、4番チェ・ジョン選手の2点タイムリーで先制。6番ハン・ユソム選手の犠飛で3-0としました。

さらに2死一塁で7番のキム・ガンミン選手が、レフトへ4号2ランホームラン。SSGは初回に5点を挙げました。試合はキウムが終盤に追い上げるも一歩及ばず、8-6でSSGが勝利しています。

初回に一発を放ったキム・ガンミン選手は、4、6回にも鋭い打球のヒットを放ちこの日4打数3安打。

2001年にSSGの前身、SKワイバーンズに入団した生え抜き21年目の38歳は、7度の韓国シリーズ出場、4度のシリーズ制覇を経験しています。若手の台頭はありますが、広い守備範囲と強肩を誇るセンターとして、今季ここまでチームの外野手で最も多くのイニングを守っています。

◆「来週から入場者数、50%までアップ」

韓国野球委員会(KBO)は政府機関の文化体育観光部の指針により、来週15日の試合から、入場可能な観客数が増えると発表しました。ソーシャルディスタンスの強化レベル2段階の地域(ソウル、インチョン、キョンギ、テグ)は、現在の収容人員10%から30%へ。その他の1.5段階の地域は30%から50%にアップします。なお、コチョクスカイドーム(ソウル市)は室内ということで、20%までです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ハンファイーグルスとの2軍戦、8回表に代打で出場し一塁ゴロでした。その裏、センターの守備に入りました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が4試合の結果です。

◇6月11日(金)の結果

・LG 3 - 1 トゥサン(チャムシル)

 勝:チョン ウヨン

 敗:イ スンジン

・SSG 8 - 6 キウム(インチョン)

 勝:オ ウォンソク

 敗:チェ ウォンテ

・KT 6 - 5 ハンファ(スウォン)

 勝:キム ジェユン

 敗:チュ ヒョンサン

・サムスン 4 - 5 NC(テグ)

 勝:ソン ミョンギ

 敗:オ スンファン

・ロッテ 中 止 KIA(プサン)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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