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野手の層が厚いトゥサン 27歳の控え外野手が1番で先発出場し3安打の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
先発出場で3安打のチョ・スヘン(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

5日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始で行われました。

トゥサンベアーズ-SSGランダーズ(チャムシル)はトゥサンが8-5で勝利。トゥサンは1番センターで先発出場のチョ・スヘン選手が、5打数3安打の活躍を見せました。

チョ・スヘン選手は1打席目にライト前ヒット。2打席目は2回裏、無死一塁でピッチャー返しのセンター前ヒット。3打席目凡退の後、5回裏の4打席目、SSGの3番手ハ・ジェフン投手(元ヤクルト)からセンター前にこの日3本目のヒットを放ちました。

トゥサンはセンターとライトを守り、3割3分3厘の高打率をマークしているパク・コンウ選手が、腰痛などの影響で登録抹消中。近日復帰予定です。またセンターのチョン・スビン選手はかかとの状態が良くなくスタメンを外れました。

その主力の不在時に、俊足と好守が持ち味のプロ6年目27歳のチョ・スヘン選手が、この日はバットでアピールしました。

トゥサンの外野はレフトを守る4番のキム・ジェファン選手の他、キム・インテ、アン・グォンス各選手など、質の高いメンバーが揃っています。

◆「SSG、外国人投手を入れ替え」

SSGは故障が続くアーティ・ルウィッキ投手をウエーバー公示申請し、サム・ガビグリオ投手を獲得したと発表しました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

SSGランダーズ戦の6回裏、4番キム・ジェファン選手の代走で出場。7回表、ライトの守備に入りました。8回裏の打席ではシン・ソンヒョン選手が代打起用され、退きました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇6月5日(土)の結果

・トゥサン 8 - 5 SSG(チャムシル)

 勝:ロケット

 敗:ヤン ソンリュル

・キウム 6 - 2 サムスン(コチョク)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:チェ チェフン

・KT 8 - 1 ロッテ(スウォン)

 勝:ソ ヒョンジュン

 敗:ノ ギョンウン

・KIA 2 - 8 LG(クァンジュ)

 勝:スアレス

 敗:キム ユシン

・NC 6 - 1 ハンファ(チャンウォン)

 勝:ソン ミョンギ

 敗:キム ギジュン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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