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サムスンが零封負け目前の9回2死に逆転成功 連敗止めて首位をキープ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
土壇場で逆転打を放ったカン・ミンホ(写真:サムスンライオンズ)

17日の韓国KBOリーグは予定された4試合のうち、2試合が雨天中止となり、残り2試合がナイトゲームで行われました。

首位のサムスンライオンズと0.5ゲーム差で追う2位のLGツインズが、チャムシルで対戦。試合は1-0でLGがリードし、9回に突入しました。追うサムスンはLGの4番手、抑えのコ・ウソク投手に対し、1死から2番ク・ジャウク選手が四球で出塁、3番ホセ・ピレラ選手のヒットで一、三塁のチャンスを作りました。

しかし2死となりサムスンは後がなくなったところで、3割4分台の打率を誇る5番のカン・ミンホ選手が右中間への二塁打。二者が還って、サムスンが土壇場で2-1とし逆転に成功しました。さらにサムスンは6番イ・ウォンソク選手のタイムリーで1点を追加。3-1と2点をリードしました。

9回裏、サムスンは抑えのオ・スンファン投手が、ランナーを出しながらも0点に抑えてゲームセット。サムスンは首位転落目前で逆転勝ちし、連敗を止めました。LGの連勝は3でストップ。先発のケイシー・ケリー投手が7回2安打無失点と好投しましたが、3勝目とはなりませんでした。

◆「雨天中止で3投手が再スライドに」

16日の試合が中止となり、きょうに先発登板がスライドになったNCドリュー・ルチンスキー、KIAダニエル・メンデン、ロッテのダン・ストレイリーの3投手でしたが、この日も中止に。3投手ともあす18日に再スライドとなりました。いずれも対戦相手が変わってのスライド登板となります。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日、フューチャーズリーグ(2軍戦)はありませんでした。次の試合は19日のコヤンヒーローズ(キウム2軍)戦です。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇5月17日(月)の結果

・LG 1 - 3 サムスン(チャムシル)

 勝:チェ ジグァン

 敗:コ ウソク

・SSG 3 - 8 トゥサン(インチョン)

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:オ ウォンソク

・ロッテ 中 止 KT(プサン)

 勝:

 敗:

・NC 中 止 KIA(チャンウォン)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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