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アルカンタラ完ぺき投で17勝目 激しい順位争いの中トゥサンが4位に浮上<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
7回無失点で17勝目を挙げたアルカンタラ(写真:トゥサンベアーズ)

13日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

2~5位の4チームが2.5ゲーム差でひしめく中、残り13試合で上を目指す5位のトゥサンベアーズはハンファイーグルス戦にエースのラウル・アルカンタラ投手が先発。

アルカンタラ投手はストライクを先行させるテンポ良い投球で、7回83球を投げて無四球ピッチング。8つの三振を奪い、与えたヒットは散発の3安打。ピンチらしいピンチなく、二塁すら踏ませない完ぺきな投球でした。

自身最後のイニングとなった7回表の投球は、クリーンアップトリオを三者連続の空振り三振。アルカンタラ投手の最速155キロの直球に、ハンファ打線は手が出ませんでした。

トゥサンは打線が序盤に5点を挙げて5-0で勝利。アルカンタラ投手は9月1日から7連勝、今季17勝目(2敗)を挙げています。

トゥサンはこの日敗れたキウムヒーローズに代わって、4位に浮上しました。

◆「有観客試合が再開」

政府によるプロスポーツの観客入場規制が緩和され、約2ヶ月ぶりに観客を入れて試合が行われました。

入場者は収容人員の20%以内に限られ、この日はチャムシル球場(25,000人収容)の2,806人をはじめ、各球場にそれぞれ千数百人の観客が入場しました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ハンファ戦の9回表からライトの守備につきました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇10月13日(火)の結果

・トゥサン 5- 0 ハンファ(チャムシル)

 勝:アルカンタラ

 敗:キム イファン

・KT 7- 3 キウム(スウォン)

 勝:チョ ヒョンウ

 敗:ヨキッシュ

・サムスン 3- 7 SK(テグ)

 勝:ピント

 敗:キム デウ

・ロッテ 17- 2 LG(プサン)

 勝:ストレイリー

 敗:リュ ウォンソク

・NC 9- 11 KIA(チャンウォン)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:ライト

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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