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抜群の制球力でルチンスキー15勝一番乗り チームの首位の座守る<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
15勝目を挙げたルチンスキー(写真:NCダイノス)

17日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

6連勝中の9位SKワイバーンズと首位NCダイノスの対戦は投手戦に。両チーム無得点のまま8回に進み、8回に1点、9回に2点を挙げたNCが3-0で勝利しました。

NCの先発ドリュー・ルチンスキー投手は7回を投げて被安打3、無失点。捕手が構えたところに投球が収まり、101球中、65球がストライクで9つの三振を奪いました。

ルチンスキー投手はリーグトップの15勝目(3敗)。この日、2位キウムヒーローズが勝利したため、敗れると首位が入れ替わる可能性がありましたが、その座を守りました。ゲーム差は1のままです。

敗れたSKは連敗が止まっています。

◆「全球場で早い試合展開」

全5試合中、4試合が2時間台、最も長かったテグでも3時間6分と全球場、早い試合展開でした。今季のKBOリーグ1試合当たりの平均試合時間は3時間9分(延長戦を含まず)、ちなみにNPBは3時間13分です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

次のファームの試合は18日(金)にLGツインズ戦が予定されています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇9月17日(木)の結果

・LG 9- 1 ロッテ(チャムシル)

 勝:ウィルソン

 敗:ソ ジュンウォン

・キウム 5- 2 ハンファ(コチョク)

 勝:ブリガム

 敗:チャン シファン

・SK 0- 3 NC(インチョン)

 勝:ルチンスキー

 敗:キム テクヒョン

・KT 3- 0 トゥサン(スウォン)

 勝:クエバス

 敗:ユ ヒグァン

・サムスン 2- 12 KIA(テグ)

 勝:イム ギヨン

 敗:キム デウ

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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