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8番で輝くドイツ出身助っ人 22号満塁弾含む6打点の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
22号満塁弾を放ったアーロン・アルテール(写真:NCダイノス)

10日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャンウォンNCパークで行われた首位NCダイノスと4位KTウィズの対戦は、7本のホームランが乱れ飛ぶ打ち合いに。

NCは0-4で迎えた4回裏に1点を返し、さらに1死満塁のチャンスで、8番アーロン・アルテール選手が右中間へ22号満塁ホームラン。NCは5-4と逆転に成功しました。この日のアルテール選手は6打点の活躍を見せています。

試合はKTが6回表に2本のホームランで追いつき、8-8の同点で迎えた6回裏、NCは無死二塁で3番ナ・ソンボム選手が、KTの4番手イ・デウン投手(元千葉ロッテ)からライトへ豪快な一発。

ナ・ソンボム選手の勝ち越し29号2ランで再びリードを奪ったNCが、13-8で勝利しました。敗れたKTは5位に後退です。

◆「恐怖の8番助っ人」

今季KBOリーグ入りしたドイツ出身のアルテール選手は94試合に出場し、打率2割9分4厘、22本塁打、85打点。これまで2~9番までの各打順を任されていますが、8番での出場が最も多く、打率3割5分7厘、10本塁打、35打点の好成績をマークしています。首位を走るチームの下位打線で存在感を示す助っ人です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

コヤンヒーローズ(キウム2軍)との2軍戦への出場はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇9月10日(木)の結果

・LG 6- 1 キウム(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:ハン ヒョンヒ

・ハンファ 1- 5 SK(テジョン)

 勝:パク チョンフン

 敗:サーポルト

・KIA 4- 5 トゥサン(クァンジュ)

 勝:イ ヨンハ

 敗:チョン サンヒョン

・ロッテ 13- 8 サムスン(プサン)

 勝:キム ゴングク

 敗:キム ユンス

・NC 13- 8 KT(チャンウォン)

 勝:イム チャンミン

 敗:イ デウン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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