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2位キウム、粘り勝ちで首位とのゲーム差を0.5でキープ/ブキャナン11勝目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝2点タイムリーのキム・ハソン(写真:キウムヒーローズ)

20日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

首位NCダイノスを0.5ゲーム差で追う2位のキウムヒーローズは、7連勝中の3位LGツインズと対戦。

終盤、1点を争う攻防となり、キウムは4-5で迎えた8回裏、四死球3つで2死満塁のチャンスを作ると、2番キム・ハソン選手が三遊間を破るヒット。二者が還ってキウムが逆転に成功しました。

キム・ハソン選手はこの日3打数3安打3打点。2つの四球を選び、5打席すべて出塁しました。

9回表の守りを0点で締めたキウムは6-5で勝利。この日NCも勝ったため、首位とのゲーム差0.5は変わりません。敗れたLGの連勝は止まり、キウムとのゲーム差は3となりました。

またSKワイバーンズ-サムスンライオンズはサムスンの先発マウンドにデービッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)が登板。

ブキャナン投手は6回を投げ被安打10、SKの3番チェ・ジョン選手に2本のソロアーチを喫するも、SK打線を3点に抑えて、11勝目(6敗)を挙げています。

◆「今週から2連戦に突入」

KBOリーグでは8月下旬に入ると、2連戦で試合が編成されます。連日遠征移動となるケースも少なくなく、体力的な負担を減らすため試合前の打撃練習を行わないこともあります。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ハンファイーグルスとの2軍戦に1番センターで先発出場し、3打数ノーヒット1四球でした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇8月20日(木)の結果

・トゥサン 5- 6 ロッテ(チャムシル)

 勝:キム ウォンジュン

 敗:ホン ゴンヒ

・キウム 6- 5 LG(コチョク)

 勝:イ ヨンジュン

 敗:チョン ウヨン

・SK 3- 8 サムスン(インチョン)

 勝:ブキャナン

 敗:ペク スンゴン

・ハンファ 0- 3 KT(テジョン)

 勝:ペ ジェソン

 敗:チャン シファン

・KIA 2- 14 NC(クァンジュ)

 勝:ライト

 敗:ギャニオン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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