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プロ初先発の高卒3年目 堂々たる投球見せ7回無四球2失点で初勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
プロ初勝利を挙げたシン・ミンヒョク(写真:NCダイノス)

13日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

プサンサジク球場ではロッテジャイアンツとNCダイノスが対戦。NCは当初先発が予想されたチャン・ヒョンシク投手が、前夜KIAタイガースにトレードとなり、高卒3年目のシン・ミンヒョク投手がプロ3試合目の登板で、初の先発マウンドに上がりました。

シン・ミンヒョク投手は直球をはじめ、チェンジアップ、カーブと変化球のコントロールも良く、堂々たるマウンドさばきを見せました。7回を投げて被安打6、無四球ピッチングで6連勝中のロッテ打線を2点に抑えました。

試合はNCが1、2回と3点ずつを挙げて、序盤にシン・ミンヒョク投手を援護。9-2でNCが勝利し、シン・ミンヒョク投手はプロ初勝利を挙げました。ロッテの連勝は6で止まっています。

◆「KT、SKもトレードを発表」

きのうのNCとKIAに続き、KTとSKも1対1のトレードを発表しました。KTからSKへオ・テゴン内野手が、SKからKTにイ・ホング捕手が移籍します。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

クォン・ミンソク内野手と入れ替わって、6月26日以来の登録抹消となりました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇8月13日(木)の結果

・LG 4- 2 KIA(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:イ ミンウ

・キウム 6- 3 ハンファ(コチョク)

 勝:ブリガム

 敗:パク チュホン

・KT 6- 10 SK(スウォン)

 勝:パク ミンホ

 敗:ペ ジェソン

・サムスン 3- 2 トゥサン(テグ)

 勝:ライブリー

 敗:イ ヨンハ

・ロッテ 2- 9 NC(プサン)

 勝:シン ミンヒョク

 敗:サンプソン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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