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高卒ドラ1右腕、6回無失点で6勝目/元BC新潟のユン・デギョン、プロ初勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ソ・ヒョンジュン(写真:kt wiz)

11日の韓国KBOリーグは1試合が雨で中止となり、4試合が行われました。

スウォンKTウィズパークのKTウィズ-SKワイバーンズは6-1でKTが勝利。KTの先発、ソ・ヒョンジュン投手は6回を投げて被安打2、三振6つを奪って、SK打線を0点に抑えました。

高卒1年目、ドラフト1次指名のソ・ヒョンジュン投手は開幕から1ヶ月で4勝を記録するも、6月9日から4連敗。しばらく勝ち星から遠ざかっていました。しかし8月1日のSK戦で久々に白星を挙げ、この日の勝利で6勝目です。

ソ・ヒョンジュン投手は試合後のコメントで、「これまではカーブとスライダーに球速差がなかったので、スライダーより球速の出るカットボールの握りを覚えた」と連勝の要因を話しました。

(関連記事:昨夏、佐々木朗希と先発対決したドラ1右腕 7回無失点でリーグトップタイの4勝目

KTは打撃3部門でトップに立つ3番のメル・ロハス選手が、7回に3試合連続となる29号ダメ押し2ランを放っています。

KTは今季のSK戦、6勝負けなしです。

またキウムヒーローズ-ハンファイーグルス(コチョク)は延長12回、試合時間4時間58分の熱戦をハンファが7-5で勝利。

ハンファの8番手、昨年途中までルートインBCリーグ・新潟でプレーしていたユン・デギョン投手がプロ初勝利を挙げています。

◆「長引く梅雨の影響でダブルヘッダー前倒し」

韓国野球委員会(KBO)は梅雨が長引き、雨天中止ゲームが増えている現況を受け、夏場の7、8月には実施しないとしていたダブルヘッダーを、今月25日から編成すると発表しました。これにより8月25日以後の雨天中止時、翌日に同一カードが予定されている場合は、その試合がダブルヘッダーとなります。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

8回表、4番キム・ジェファン選手の代走で出場し、その裏からレフトの守備に入りました。試合はサムスンライオンズに6-1で勝利しています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が4試合の結果です。

◇8月11日(火)の結果

・LG 4- 8 KIA(チャムシル)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:チョン チャンホン

・キウム 5- 7 ハンファ(コチョク)

 勝:ユン デギョン

 敗:キム ドンヒョク

・KT 6- 1 SK(スウォン)

 勝:ソ ヒョンジュン

 敗:ピント

・サムソン 1- 6 トゥサン(テグ)

 勝:ユ ヒグァン

 敗:ウォン テイン

・ロッテ 中 止 NC(プサン)

 勝:

 敗:

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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