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ノーノー危機を脱した7回に集中打で逆転 KIAが首位NCに勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
プレストン・タッカー(写真:KIAタイガース)

8日の韓国KBOリーグは1試合が雨で中止となり、4試合が行われました。

クァンジュKIAチャンピオンズフィールドのKIAタイガース-NCダイノスは、NCが3、4回と1点を入れて2点をリード。

投げては先発のマイク・ライト投手が6回までランナーを一人も出さないパーフェクトピッチングを見せ、完全試合まであと3イニングというところまで迫りました。

しかしKIAは7回1死で、2番のプレストン・タッカー選手がライトへ19号ソロホームラン。ライト投手の大記録達成はなくなりました。

1-2としたKIAは2死後、4番ナ・ジワン、5番キム・ミンシク選手がヒットで続き一、三塁にすると、6番ユ・ミンサン選手が左中間へタイムリー二塁打。二者が還ってKIAは完全試合の危機から一転、3-2と逆転に成功しました。

1点リードのKIAはリリーフ陣が8、9回を0点に抑えてゲームセット。5位KIAが首位NCを下しました。

NCの先発ライト投手がKIA打線に与えたのは7回の4安打、3失点のみ。8つの三振を奪う好投を見せましたが、負け投手(6勝4敗)となっています。

◆「今月5試合が雨天中止のハンファ、すべて同じ投手が予告先発」

トゥサンベアーズ-ロッテジャイアンツ(チャムシル)は6回表が終わったところで43分間中断し、降雨コールドゲームに。またSKワイバーンズ-サムスンライオンズ(インチョン)も5回裏終了後、52分間中断した後、ゲームセットとなっています。

KTウィズ戦が雨で流れたハンファイーグルスは8月5度目の雨天中止。その5試合とも予告先発はチャド・ベル投手で、あす9日もハンファはチャド・ベル投手の先発が予告されています。あすのハンファ戦が行われるテジョンの夜の予報は雨で降水確率は60%です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

6回降雨コールドゲームで1-1の引き分け。出場機会はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が4試合の結果です。

◇8月8日(土)の結果

・トゥサン 1- 1 ロッテ(チャムシル)

 勝:

 敗:

・キウム 5- 1 LG(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:キム ユンシク

・SK 4- 2 サムスン(インチョン)

 勝:ムン スンウォン

 敗:ユン ソンファン

・ハンファ 中 止 KT(テジョン)

 勝:

 敗:

・KIA 3- 2 NC(クァンジュ)

 勝:チョン ヘヨン

 敗:ライト

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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