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予測不能の天才打者がダメ押し弾 左右に打ち分け4安打の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
7号ソロを含む4安打を記録したパク・ソクミン(写真:NCダイノス)

4日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャンウォンNCパークのNCダイノス-KIAタイガースは首位NCが9-2で勝利。

NCは6番のパク・ソクミン選手がKIAのエース、ヤン・ヒョンジョン投手から1、2打席目にライト前ヒット、センター前ヒットを放ち、3打席目にはレフト線にタイムリー二塁打と左右に打ち分けて、ヤン・ヒョンジョン投手をマウンドから降ろしました。

パク・ソクミン選手は7回の4打席目は、KIAの2番手コ・ヨンチャン投手からレフトに7号ソロホームランを放ち、この日4打数4安打。

すり足気味でタイミングを取ったかと思えば、次の一球では高く足を上げて踏み込むなど、カウントごとにタイミングの取り方を変え、特大アーチを描いたパク・ソクミン選手。予測不能の天才型スラッガーがこの日もらしさを見せました。

敗れたKIAは先発のヤン・ヒョンジョン投手が4回2/3を投げて、11安打8失点。5敗目を喫し、チームの連勝は3でストップしています。

◆「球場を襲う虫の大群」

初夏の韓国のナイトゲームでは虫の大群が球場上空を覆うことがあります。しかも時折、落下してくるので、観客席の女性ファンの悲鳴が聞こえることも。手にした紙コップの中に落ちた瞬間を目撃したこともあります。

今年は無観客試合が続いているので、お客さんがビックリということはありませんが、この日はスウォンで発生し、試合中のグラウンドにも虫が落ちてきたようです。照明灯に集まってくるのかもしれませんが、それにしても毎試合ではないのが不思議なところです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日、出場機会はありませんでした。試合はハンファイーグルスに2-6で敗れています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇7月4日(土)の結果

・トゥサン 2- 6 ハンファ(チャムシル)

 勝:キムミンウ

 敗:フレクセン

・KT 6- 10 キウム(スウォン)

 勝:キム テフン

 敗:チョン ユス

・サムスン 7- 6 LG(テグ)

 勝:キム デウ

 敗:チン ヘス

・ロッテ 10- 4 SK(プサン)

 勝:ソ ジュンウォン

 敗:キム ジュハン

・NC 9- 2 KIA(チャンウォン)

 勝:ルチンスキー

 敗:ヤン ヒョンジョン

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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