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38歳の李大浩、延長11回に決勝2ラン 今季初の2発5打点<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
イ・デホ(写真:ロッテジャイアンツ)

30日の韓国KBOリーグはKIAタイガース-ハンファイーグルス(クァンジュ)が雨で中止となり、4試合がナイトゲームで行われました。

チャンウォンNCパークのNCダイノス-ロッテジャイアンツはゲーム終盤、両チームが点を取り合う一進一退の攻防に。

8-8で延長戦に突入し迎えた11回表。ロッテは無死一塁とすると、打席には4番イ・デホ選手(元オリックス、ソフトバンク)。イ・デホ選手は7回の4打席目に一時は逆転弾となった8号3ランを放っています。

イ・デホ選手はNCの7番手、左腕のカン・ユング投手が投じたカウント2-2からの7球目、甘く入ったカーブを逃さず、左中間スタンドへ運ぶ9号2ランホームラン。ロッテは10-8と勝ち越しに成功しました。

2点をリードしたロッテは10回途中から登板の11番手、カン・ドンホ投手が11回裏を三者凡退に抑えてゲームセット。ロッテが首位NCとの総力戦を制して、勝率を5割にしました。

決勝弾のイ・デホ選手は今季初の1試合2発。6月21日に38歳の誕生日を迎え、この日は38歳になって初の3安打とホームランでした。

◆「雨天中止も7月はダブルヘッダーなし」

中止になったKIA-ハンファは明日も両チームが対戦します。今季は新型コロナウイルスの影響により6月までは中止の翌日の同一カードの場合、ダブルヘッダーが組まれましたが、7、8月は暑さによる選手の負担を考え、ダブルヘッダーは実施しません。中止になったKIA-ハンファは10月7日にダブルヘッダーで行われます。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

9回表1死一、二塁で7番チョン・スビン選手のところで代打で出場。セカンドゴロで一塁走者が二塁で封殺となりました。試合はキウムヒーローズに2-11で敗れています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が4試合の結果です。

◇6月30日(火)の結果

・LG 4- 3 KT(チャムシル)

 勝:チェ ドンファン

 敗:キム ジェユン

・キウム 11- 2 トゥサン(コチョク)

 勝:イ スンホ

 敗:ユ ヒグァン

・サムスン 4- 1 SK(テグ)

 勝:チェ チェフン

 敗:パク チョンフン

・KIA 中 止 ハンファ(クァンジュ)

 勝:

 敗:

・NC 8- 10 ロッテ(チャンウォン)

 勝:カン ドンホ

 敗:カン ユング

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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