Yahoo!ニュース

23歳エースが7回無失点 キウムが2試合連続の完封リレーでKIAに連勝<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
7回無失点で4勝目のチェ・ウォンテ(写真:キウムヒーローズ)

28日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始で行われました。

コチョクスカイドームのキウムヒーローズ-KIAタイガースは1-0でキウムが勝利。キウムの先発、23歳エースのチェ・ウォンテ投手がKIA打線を5回までノーヒットに抑え、7回を投げて被安打1、与えた四球は2個、無失点ピッチングを見せました。

この日のチェ・ウォンテ投手は投球の半分以上を占めるツーシームが打者の手元でグッと伸び、KIA打線に付け入る隙を与えませんでした。

キウムは8、9回とキム・サンス、チョ・サンウの両リリーフ投手が0点に抑え、前夜の先発、エリック・ヨキッシュ投手が8回1安打無失点と好投したのに続く、2試合連続の完封リレーとなりました。

チェ・ウォンテ投手は今季4勝目。プロ3年目から2けた勝利を3年続けている、物静かな若きエースは、6年目の今年も安定感を見せています。

◆「3球場で無得点ゲーム」

投手戦よりも打ち合いの印象が強いKBOリーグですが、この日は3球場の敗者が無得点。前日も2チームが得点なく、SKワイバーンズ-LGツインズの3連戦は3戦いずれも、敗れたチームのスコアボードに0が並びました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

NCダイノスとの対戦で出場機会はありませんでした。試合は0-5でトゥサンベアーズが敗れています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。29日は試合がありません。

◇6月28日(日)の結果

・トゥサン 0- 5 NC(チャムシル)

 勝:ルチンスキー

 敗:フレクセン

・キウム 1- 0 KIA(コチョク)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:ブルックス

・SK 0- 4 LG(インチョン)

 勝:イム チャンギュ

 敗:キム ジュハン

・ハンファ 4- 8 KT(テジョン)

 勝:デスパイネ

 敗:チャド・ベル

・ロッテ 7- 3 サムスン(プサン)

 勝:パク セウン

 敗:キム デウ

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事