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18連敗中のハンファ、降雨中断による「特別サスペンデッドゲーム」で記録の行方は明日に持ち越し

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
キム・テギュン(写真:ハンファイーグルス)

12日のトゥサンベアーズ戦に敗れて、連敗をKBOリーグ歴代ワーストタイとなる18としたハンファイーグルス。

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連敗脱出を目指した13日の同カードは、試合中に雨が降り続け、1時間半を超える2度の中断を挟んでも続行できず「サスペンデッドゲーム」となった。

試合はあす14日14時に、3-4でハンファが1点を追う3回裏無死から再開される。

今季のKBOリーグは新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れたため、過密日程を避けるための施策を立てた。その一つが「特別サスペンデッドゲーム」。試合成立前、降雨などにより続行が難しい場合はノーゲームにせず、翌日の同一カードで中断した時点から、ダブルヘッダーとして再開するというものだ。

(関連記事:新型コロナで過密日程でも雨中のずぶ濡れ試合はなし? 韓国KBOが「サスペンデッドゲーム」施策を発表

<13日の試合経過>

リーグワースト記録となる19連敗は避けたいハンファはこの日、初回に2点を先制されるもその裏にチームの顔、3番キム・テギュンがレフトに1号2ランを放ち、すぐさま2-2の同点に追いつく意地を見せた。

ハンファの先発はこの日がプロ初登板の高卒新人ハン・スンジュ。ハン・スンジュは2回に1番パク・コンウに2試合連続となる3号ソロアーチを喫し、2-3と再びリードを許して、1回2/3を投げて3失点で降板した。

その直後、試合は雨で1時間16分の中断。再開直後、ハンファの2番手投手イ・ヒョンホが、2番ホセ・フェルナンデスにこちらも2戦連続となる7号ソロを許して2-4に。ハンファは再び2点を追う展開となった。

2回裏、ハンファはこの日7番に入ったチームの次世代主砲ノ・シファンが、トゥサンの先発左腕ユ・ヒグァンからセンターバックスクリーンに4号ソロを放って、3-4の1点差に迫る。

追撃を進めたいハンファだったがその流れを雨が阻み、3回裏の攻撃途中に再び雨で中断。30分待った後に、サスペンデッドゲームが宣告された。

ハンファは不名誉な新記録達成を避けるべく、14日の試合で2日がかりでの連敗ストップを目指す。

◇ハンファの18連敗の記録

<1>5月23日 0- 3 NC(チャンウォン)

<2>5月24日 5- 10 NC(チャンウォン)

<3>5月26日 0- 3 LG(テジョン)

<4>5月27日 4- 15 LG(テジョン)

<5>5月28日 0- 3 LG(テジョン)

<6>5月29日 6- 8 SK(インチョン・SK)

<7>5月30日 3- 9 SK(インチョン・SK)

<8>5月31日 4- 6 SK(インチョン・SK)

<9>6月2日 3- 15 キウム(テジョン)

<10>6月3日 2- 6 キウム(テジョン)

<11>6月4日 3- 7 キウム(テジョン)

<12>6月5日 2- 13 NC(テジョン)

<13>6月6日 2- 14 NC(テジョン)

<14>6月7日 2- 8 NC(テジョン)

<15>6月9日 3- 9 ロッテ(プサン・サジク)

<16>6月10日 2- 12 ロッテ(プサン・サジク)

<17>6月11日 0- 5 ロッテ(プサン・サジク)

<18>6月12日 2- 5 トゥサン(テジョン)

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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