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NC、延長12回引き分けで5位確定 2年ぶり5度目のポストシーズン進出<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
9号同点ソロを放ったジェイク・スモリンスキー(写真:NCダイノス)

24日の韓国KBOリーグは4試合がナイトゲームで行われました。

チャンウォンNCパークで行われたNCダイノス対トゥサンベアーズは、NCが6-7で1点を追う9回裏、この回の先頭打者が死球で出塁するも、続く5番ジェイク・スモリンスキー選手の打席で牽制球によりアウト。1死ランナーなしとなりました。

しかしスモリンスキー選手は直後の4球目をレフトに同点の9号ソロホームラン。スモリンスキー選手のこの日5打点目となる一打で、7-7となって延長戦に突入しました。

試合はその後両チーム得点なく、延長12回を終わって規定により引き分け。

5位のNCはこの日の引き分けによって、残り5試合を全敗した場合の成績が72勝70敗2分けとなり、6位のKTウィズが残り3試合を全勝した際の成績と全く同じになります。

仮に同率になった場合、順位決定方法は直接対決の成績によって決定。NCとKTは対戦を1試合残すも、既にNCが10勝5敗で勝ち越しを決めているためNCの5位が確定しました。

NCは2年ぶり5度目のポストシーズン進出。4位とのワイルドカード決定戦に駒を進めます。

◆「首位争いは1ゲーム差に」

首位のSKワイバーンズがKTに敗れて6連敗。引き分けの2位トゥサンとのゲーム差は1に縮まりました。残り試合は両チームとも5試合。直接対決はありません。

また3位のキウムヒーローズもSKを1.5ゲーム差で追っています。残り2試合の結果と上位2チーム次第ではキウムにも首位の可能性が残っています。ここにきて順位争いは混沌としてきました。

以下が4試合の結果です。

◇9月24日(火)の結果

・LG 2- 4 サムスン(チャムシル)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:ソン ウンボム

・KT 7- 3 SK(スウォン)

 勝:キム ミンス

 敗:キム テフン

・KIA 5- 0 キウム(クァンジュ)

 勝:パク チュンピョ

 敗:ヨキッシュ

・NC 7- 7 トゥサン(チャンウォン)

 勝:

 敗:

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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