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トゥサン終盤に粘り見せ勝利/イ・ヨンギュ、球団処分解除でチームに合流へ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
勝ち越し打を放ったキム・ジェホ(写真:トゥサンベアーズ)

31日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャムシル球場で行われたトゥサンベアーズ対サムスンライオンズはトゥサンが2-3で1点を追う7回裏、8番キム・インテ選手のライトポール際への1号ソロで同点に追いつきました。

さらにトゥサンは8回裏2死二、三塁で7番キム・ジェホ選手がセンター前にタイムリーヒット。二者が還ってトゥサンは勝ち越しに成功しました。

2点をリードし、9回表を0点で締めたトゥサンは5-3でサムスンに勝利。2位のトゥサンは2連勝で、この日首位SKが敗れたため、1位と2位のゲーム差は3.5に縮まっています。

◆「活動停止のイ・ヨンギュ 処分解けてチーム合流へ」

ハンファイーグルスは今年3月にイ・ヨンギュ選手に言い渡した活動停止処分を9月1日付で解除すると発表しました。

イ・ヨンギュ選手は開幕を前に自身の起用法について不満を表し、球団にトレードを要求。それを球団は離反行為に当たるとして処分を受けていました。

ハンファはイ・ヨンギュ選手の反省を受け入れ、また、これまで代表選手として球界に貢献してきたことから処分解除を決めたとしています。

イ・ヨンギュ選手は1日に1軍の首脳陣、選手と顔を合わせ、3日から育成軍に合流しチームでの練習を再開。オフには1軍の秋季キャンプに参加する予定です。

以下が全5試合の結果です。

◇8月31日(土)の結果

・トゥサン 5- 3 サムスン(チャムシル)

 勝:ユン ミョンジュン

 敗:チャン ピルチュン

・SK 4- 6 LG(インチョン)

 勝:ウィルソン

 敗:キム グァンヒョン

・ハンファ 1- 6 KT(テジョン)

 勝:ペ ジェソン

 敗:イム ジュンソプ

・KIA 4- 2 ロッテ(クァンジュ)

 勝:ターナー

 敗:キム ウォンジュン

・NC 3- 9 キウム(チャンウォン)

 勝:ブリガム

 敗:ルチンスキー

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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